メンタルを強くする3つの方法
公開: 更新:
「風水の考え方でメンタルを強くする方法が3つある」とお話しするのは、建築家、実業家、神主、作家など数々の顔を持ち、巷では風水師として広く知られているDr.コパさん。『風水で、どうやってメンタルを強くするの?』と、不思議に思うかもしれませんが、風水は、いかに快適に住むかという知恵を集大成した、古くから日本で活用されている学問。そしてDr.コパさんの風水は、住まい、洋服や食べ物、人間関係や考え方といった“周囲の環境”を整えることで、運気をより良く変えていこうという環境開運学です。
今回、“日本人のメンタル”をテーマに、前編では『日本人のメンタルを弱くしている原因』についてお話を伺い、精神力が弱く、自分は何をすれば良いのか分からない日本人が多いのは“役割”を分かっていないことが原因だと教えていただきました。後編では『メンタルを強くする3つの方法』について、Dr.コパさんに伺います。
●『メンタルを強くする3つの方法』
編集部:今回は、メンタルを強化する3つの風水を教えていただきたいと思います。
Dr.コパ:まず、メンタルの強化は、一朝一夕にできるものでもありません。さらに、個人差があるということも頭に入れておいてくださいね。
編集部:これをしたら誰でも一発解決!という魔法のような方法は無いということですね。
Dr.コパ:魔法は自分で見つけるものですね。ただ、大きな夢を手に入れた人は自分なりの魔法を持っている人が多いのも事実。そして魔法の共通ルールは「変わらない基本」です。変わらないものが何かといえば、北半球であれば太陽の動き。東から昇り西に沈む。南は暖かくて、北は冷たい。などという地球の持っている環境です。そんな大きなものではなくても自分で決められる「変わらない基本」を作り上げることが魔法を発見するきっかけになります。
編集部:変わらない基本ですね!それを意識しながら行う三つの風水にもっと興味が湧いてきました。
Dr.コパ:1つ目は、小さな喜びを自分でたくさん褒めて積み重ねること。大きな病気をすればわかりますが、毎日何気なくやっていることは結構大変です。朝起きて、休まずに頑張れることは当たり前ではなくて、すごいことなのです。
それは特技であり、素晴らしい特徴なんですよ。毎朝、通勤途中の坂道から富士山や公園、空を眺める。。。これも特技です。
編集部:朝早く起きる、そんな些細なことで良いんですか?
Dr.コパ:そういうことを自信にして良いんです。大きなことでしか自分を褒めない方がほとんどですが、ほんの小さなことで良いんです。小さな喜びを重ねる法が心は強くなります。良いこと探しは開運の鉄則です。
編集部:大会で大きな賞を取ったり、学校の成績で一番になったり、いい大学へ入ったり、そういうことではないのですね?
Dr.コパ:毎朝早く起きて、ご両親に挨拶をして、それを毎日続けられている。それだけで良いんですよ。何気なく毎日やっていることで、自分以外の人に役に立つことが出来ていれば立派な事なのです。僕は神主ですから、毎朝、神棚の掃除をして柏手を打つ。祝詞をあげる。それが自信という癖につながっています。自信を持つことってじつは癖付けなのです。
編集部:それなら誰にでも始められそうですね。自信は癖付けなんですね
Dr.コパ:2つ目は、自分の生活にルーティンを作ること。先ほども話が出ましたが、毎朝神棚におまいりする!という続けていることの中でも特に大切な日を決めています。そして、その日は特に心を込めてお参りするようにしています。毎月1日、11日、15日、18日がうちの神社のお祭りの日だから、この日はきちんと神主をしています。
編集部:私たちはどんなルーティンをすれば良いでしょうか?
Dr.コパ:自分と学校、自分と会社との関係の中での約束の日や、約束事があれば、それをルーティンとしてきちんとすることを大事にしてください。例えば火曜日は絶対に家に帰るときに良いことを三つ探して帰るとかね。水曜日は運動をして帰るなどでも大丈夫。
編集部:学校なら決まった曜日の日直や掃除、委員会活動、職場なら朝礼など、そういったことにきちんと取り組むということですね。
Dr.コパ:3つ目は、日本の成り立ちを知ること。大まかでも良いので、各時代にどんなことがあってどんな結果となり、そして今は平成何年か。日本史を通して、自分と国の関わりを知ることは、とても大事なんですよ。
編集部:(1)小さなことでも自分を褒めてあげること(2)学校や会社のルーティンを大事にすること(3)自分と国との関わりを知ること、の3つですね。
Dr.コパ:前編の『日本人のメンタルを弱くしている原因』でもお話ししましたが、今の日本人は“役目”が分からないから動揺したり、やる気が出ないでいるんです。だから、紹介した3つの方法を実践して、自分で役目をつけてしまえば動揺したりしません。
編集部:コパさん、たくさんのアドバイスをありがとうございました。
風水は、考え方や行動を少し変えることで、運気をかえていこうという環境開運学。何となく元気がない、頑張りたいけれど集中力がない、好きなことでもやりたくない……など、強い気持ちをキープできず、それを解決できずに悩んでいる方。その理由も様々だとは思いますが、「風水」という学問を取り入れてみて、疲れてしまった頭や心を、自分自身で支えてあげてはいかがでしょうか。
Dr.コパ:そうだ、最後に
編集部:はい!?
Dr.コパ:メンタルを鍛えるための三つのポイントには清まった空間や、歴史がある場所がとても必要になります。日本で言えばお寺や神社はありがたいことにそういった場所です。そういった場所で時間をすごいたり、毎日の積み重ねをするとより効果を発揮します。僕は今東京の風水を考える上で「元気」「勇気」「面白い」という力を司る方角にある富岡八幡宮にとても注目しています。
編集部:富岡八幡宮いろいろありましたよね。。。縁起良くないんじゃ
Dr.コパ:みんながこない時こそ地面から吹き上がる運気は余っていますからチャンスなんです。それはいいとして、この富岡八幡宮が元気が無くなってしまうと東京の運気がそれこそ「メンタルが弱い」状態になってしまうのを復活させたくて楽しく活動しています。この読者の方に僕が考えていることをご紹介しますので、ぜひいろいろな意見を編集部までお寄せください。元気な東京、メンタルの強い東京を一緒に作りましょう。
編集部:なんだか最後はすごい話になりましたが、風水を取り入れて私達も、そして東京も元気に、メンタルを強く!ということで収まりました。すぐにでもできるアドバイス実践してみたいですね。
取材・文・写真:allnightnippon.com 編集部 望月知世