G20での麻生財務大臣の重要な役割
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4月20日 FM93AM1242ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』今日の聴きどころ!①
G20~米中の貿易摩擦が議題に
7:00~ガチンコ ニュース UP!:コメンテーター宮家邦彦(外交評論家・キヤノングローバル戦略研究所研究主幹)
麻生財務大臣と黒田日銀総裁がG20へ出席
G20主要20カ国地域の財務省中央銀行総裁会議がアメリカ・ワシントンで現地19日と20日に開かれる。アメリカと中国を中心とした貿易摩擦への対応や世界経済のリスクの点検、仮想通貨に対する規制などが主要議題となる見込み。日本からは麻生財務大臣と黒田日銀総裁が出席する。
飯田)前回アルゼンチンで行われたときに麻生財務大臣は出席できませんでしたが、今回は出るということです。国会の承認を経ずに出るということで、野党は反発しています。G20は米中貿易摩擦が議題ということですが、いかがでしょう。
宮家)G20と言ったら一昔前は国際経済そして貿易についてルールを作り、IMFを作りGATTができてWTOになって、グローバルな、自由な体制を作っていく筈だったのです。だけどトランプさんが出てきてから話がちょっとおかしくなってきた。私に言わせれば中国なんてWTOに入れるからいけないのです。
飯田)入れたのは間違いだったと。
宮家)間違いだったと思いますが、その結果中国はシステムで上手く利益を最大化する方法を考えた。そしてWTOが機能しなくなってしまった。WTOというのはコンセンサスなんですよ。1つの国でも反対したらそれで合意できませんから。
飯田)全員一致しなくてはいけない?
宮家)中国が絶対に反対しますから、WTOが機能しなくなってしまった。
飯田)国連と同じようになってしまったわけですか。
このままでは貿易、グローバリゼーションが進まなくなる
宮家)そうなってどんどん一人勝ちを始めれば、トランプさんみたいな人が出てきて、「なんだあれは、いい加減にしろよ」と。こうなって、全体のグローバルな貿易システムもしくは経済システムというものを語れなくなってきてしまったのですよね。そこで今回の米中の貿易摩擦が出てきたってわけでしょう。もう来るものがついに来たってことですよね。このままやっていくと拡大はしていくだろうけれど、昔のようにスムーズに貿易、もしくはグローバリゼーションが良い意味で進むという感じではなくなったのは心配ですよね。麻生さんはちゃんと行って言うべきことを言ってこなきゃいけないし、日本こそ自由貿易で生きていくしかない国です。ブロック化したり貿易戦争をやっていちばん傷つくのは日本ですから。でも、東京にも居たくないでしょうね。
飯田)居てもメディアに追い回されますしね。
宮家)国会の承認なしでよく行きましたね。国会の了解取るのは大変なんですよ。だから帰って来た時には大変ですよ。まあ十分大変だからいいのかな、もう。僕は行った方が良いと思いますが。
飯田浩司のOK! Cozy up!
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