陸上短距離・山縣亮太がツイッターにアップする意外な趣味
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
【第65回全日本実業団対抗陸上競技選手権大会】取材に応じる山縣亮太=2017年9月23日ヤンマースタジアム長居 写真提供:産経新聞社
陸上競技の春のトラックシーズンが、いよいよたけなわになってきました。今シーズン、トップランナーたちが目標にしているのは、8月にインドネシアのジャカルタで行われる「アジア大会」ですが、その代表選考会を兼ねた大会「織田記念国際」が、明後日の土曜日から2日間・広島で開催されます。
この大会で、今シーズン初戦を迎えるのが、山縣亮太選手です。今年はオーストラリアで、およそ1ヵ月にわたる合宿を行いました。
帰国後、今シーズンの抱負を聞かれ
「もちろん、日本記録を出したい。現実目標として、9秒8台を出せると思ってやっている」
とコメント。
去年の9月、桐生が日本人初の9秒台となる「9秒98」をマークしたわずか2週間後に、歴代2位の「10秒00」を記録した山縣。桐生の日本新記録は、追い風1.8mの状態で生まれましたが、山縣が10秒ジャストを記録したときは、追い風0.2mのほぼ無風状態。もしこの時、“山縣が桐生と同じ「追い風1.8m」の状態で走っていたら”という仮定で計算すると、桐生を超える9秒8台が出ていたことになります。「9秒8台を出せる」と言う山縣の自信には、ちゃんと根拠があるのです。
とにかく研究熱心。海外のトップ選手の走りと、自分の走りはいったい何が違うのか? 動画をくり返しくり返し、何度も見て気付いたことは「レース終盤になると、地面を蹴った自分の足が後ろのほうに流れてしまい、前に踏み出せていないため、減速してしまう」ということでした。
この悪いクセをさっそく修正した山縣。その成果が、この週末、ついに実るかもしれません。
ちなみに、釣りが大好きで、釣った魚を自分でさばいて食べるのが趣味だとのこと。料理の仕方も、動画サイトで魚をさばく映像を探し、見よう見まねでマスター。釣った魚の写真と、料理した写真をツイッターにアップしています。持ち前の研究熱心さで、日本新という「大魚」を釣り上げることができるのか? 「織田記念国際」、注目です!
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