親子3代「こいのぼり」を作り続けた店主の想い

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親子3代「こいのぼり」を作り続けた店主の想い

「草野満代夕暮れWONDER4」(5月1日放送)にて、こいのぼりにまつわるエピソードを紹介した。

 

この時期になると東京でも、マンションのベランダから泳ぐこいのぼりを、見かけます。都会の空で泳ぐのは、ちょっと窮屈そうだけどそれでもこの時期、ほほえましくなります。今では、プリントが主流になったこいのぼりですが、つい最近まで、関東でも珍しい手書きのこいのぼりを作っているお店がありました。それは、埼玉県加須市の『橋本弥喜智商店』。

1908年に創業してから、親子3代、半世紀にわたり手描きこいのぼりを作り続けていました。現在の天皇陛下の初節句の際も手書きのこいのぼりを献上しました。
手書きだからこそ、様々なオーダーがきます。「お腹のところに子供の名前を入れて欲しい」「全長100メートルのジャンボこいのぼりを!」「ウロコを大好きな阪神タイガースの模様に!」などなど。

男の子の成長を願って、数え切れないほどのこいのぼりを描いてきた『橋本弥喜智商店』ですが、おととしの秋、当時75歳だった3代目当主・隆さんが、

「コイに恋して続けてきたが、元気なうちに区切りをつけます」

と閉店を決意。お店を閉めた後、隆さんはどうしてもやってみたかったことがあります。それは、自分のための最高のこいのぼりを作ること。人生はこれからです。自分自身の成長を願って描かれた1本こいのぼりは、今年も天高く、悠々と青空を泳いでいるかもしれません。

 

草野満代 夕暮れWONDER4
FM93AM1242ニッポン放送 月曜-木曜16:00-17:40

番組情報

草野満代 夕暮れWONDER4

毎週月曜〜木曜 16:00 - 18:00

番組HP

素敵な音楽&豊かな暮らしを、あなたに!「草野満代 夕暮れWONDER4」
(放送は2020年7月2日まで)

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