昭和歌謡の匠が語る特徴「昭和の歌謡曲はリアリティがある」
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作家・編集者の石黒謙吾がニッポン放送「土屋礼央 レオなるど」(7月17日放送)に出演し、昭和歌謡について語った。
昭和歌謡に造詣が深く、今、話題になっている本「昭和歌謡出る単1008語」を手掛けたという石黒。パーソナリティの土屋礼央は石黒に昭和歌謡の特徴について尋ねた。
土屋:昭和歌謡の単語を観てみると、昭和ならではの特徴が出てくるんですね?
石黒:はい、まずネガティブであることですね。ネガティブなほうがウケます。
土屋:確かに、ラジオのテーマも辛かったこととか、失敗談の方が盛り上がりますね。
石黒:あとは、今のJ-POPよりもリアリズムだなと思います。状況を書いていることが多いです。僕、手紙っていう曲大好きですけど。部屋がぐちゃぐちゃになる様子が書かれてたり。ちあきなおみさんの喝采は、幕が上がるとか。現場感が多いなと。
土屋:地名とかも入っているイメージですし。そこの場所が特定できたりして。今は世界平和とか、規模が大きいものが多い気がする。
昭和歌謡の奥深さに、スタジオは大いに盛り上がった。
「土屋礼央 レオなるど」
FM93AM1242ニッポン放送 月曜-木曜13:00-16:00