日本と関係改善したい中国・習近平氏の事情

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ニッポン放送「飯田浩司のOK!Çozy up!」(8月13日放送)にジャーナリストの末延吉正が出演。日中平和友好条約署名から40年経った日中関係について解説した。

日中平和友好条約署名から40年

全ての紛争解決を武力や威嚇に訴えないことを確認し合った日中平和友好条約が、昨日調印から40年を迎えた。これに合わせ、安倍総理と中国のナンバー2の李克強首相が祝電を交換。安倍総理は関係改善の流れを加速したい考えだと伝えた。

飯田)読売新聞によりますと、G20が来年6月に大阪で行われますが、習近平さんが来日するので新しい、第5の政治文書を出すのではないかということです。

末延)2012年、野田政権のときに、尖閣諸島を国有化しましたよね。

飯田)ありました。

末延)中国とはあそこから一気に悪くなったのですが、去年、安倍さんが1対1の条件付きだけど、協力しましょうという形になった。中国も、言われているほど強くなくて、内部は大変なんですよ。習近平暗殺説が12回くらいあるということです。

飯田)12回も。

内部権力闘争の激しい中国

末延)1カ月前だったかな、クーデターが人民解放軍の一部であったという説も流れたり、あのような国だから詳しい情報はわからないのですが。常に内部の権力闘争が激しい。そのなかで米中の通商戦争をやっている、人民元安もある、格差の固定もある。厳しいと思います。
未来志向に上手く積み上げていこうと、日中が去年から動き始めています。
第1次安倍政権のときに電撃訪中した際の戦略的互恵。この戦略的互恵をもうちょっと前に進めたような、アジア全体を2つの大国として共存していく知恵を出す。文書も交わすと思います。年内に日中韓の首脳会談もあります。安倍さんが3選すれば、北京へ行くでしょう。そして来年、G20が大阪であるときに習近平さんが来る。
お互いの国益を見て、協力できることはやろうということです。文章を積み上げて合意するというのは相当なことですが。

飯田)それがそのまま残るわけですしね、後世にね。

末延)安倍総理の周りも親中派の二階さんや福田元総理などいろいろな人が議員会合を重ねているし、側近の今井秘書官も動いています。

飯田)江沢民さんのときもそうでしたが、国内の権力基盤が弱いとカメラが回っているところで強く見せるというパフォーマンスをしますよね。それが日本は恰好の舞台だみたいな。

末延)それは必ず出てきますよ。だけど、中国も将来的な展望を考えれば、アメリカとの全面的なこの通商のぶつかり合いがあって、日本と喧嘩やっている暇はない。日本もね、中国嫌いの本が売れたり、叩く人が多いけど、隣の国ですから。上手くやるためにはどうやるかという戦略を練った方が得だと思います。

飯田)ベタオリもしないけど、完全に突っぱねてしまっても国益を損なう部分があるということですか?

末延)問題は日本のメディアが真っ二つにいつも割れて、見出しが2つに分かれることです。もっと国益を考えるべきでしょ。

飯田)真ん中の部分の落としどころはなかなか見えないですかね。

末延)メディアが、テレビだと視聴率、ラジオだと聴衆率、新聞だと発行部数を考えなくてはならない。
全体がポピュリズム的で、ウケ狙いをする。メディアによる近視眼的ウケ狙いはやめて頂きたい。私もジャーナリストだけど大学でメディア研究やっているとそんなことを思います。

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