ボクシング・八重樫東 「激闘王」と呼ばれる戦いぶり

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「飯田浩司のOK! Cozy up!」(8月17日放送)では、本日行われるスーパーフライ級の試合に勝てば、日本人初の4階級制覇となる八重樫東を取り上げた。

ボクシング Sフライ級 10回戦 八重樫東 TKO勝ち 八重 樫東

【プロボクシング】Sフライ級10回戦 ○八重樫東(2RTKO)フランス・ダムール・パルー× 2R、TKO勝ちの八重樫東=2018年3月26日、東京・後楽園ホール 写真提供:産経新聞社

ボクシングの八重樫東選手は、これまでミニマム、フライ、ライトフライ級の3階級を制覇。今回、スーパーフライ級でベルトを取れば、日本人初の4階級制覇となります。対戦相手は、2度の世界戦挑戦経験がある向井寛史。八重樫にとって5年ぶりとなる日本人との対決について、

「自分も楽しみだし、面白くなると思う」

と意気込みを語りました。

高校からボクシングを始め、インターハイで優勝、名門・拓殖大学では国体制覇。2005年にプロデビューすると連戦連勝、わずか7戦目での世界初挑戦と、八重樫のボクシング人生は、順風満帆でした。しかし、初めての世界挑戦をきっかけに、その歯車は狂い出します。王者・イーグル京和を相手に顎を骨折し、大差の判定負け。その後は、手首の骨折など、度重なる怪我により、4年以上もの間、世界戦のチャンスは巡って来ませんでした。

それでも、妻や子どもたちの声援を背に努力を続け、2011年、2度目の世界挑戦でミニマム級王座を奪取、プロデビューから6年が経っていました。そんな八重樫が一躍脚光を浴びた試合が、初戴冠の翌年行われた、井岡との世界王座統一戦です。日本史上初となるチャンピオン同士の対決は、まさに死闘。両者12ラウンド終了のゴングまで激しく打ち合い、一進一退の展開。結果は、八重樫が僅差の判定負け。しかし、両まぶたを大きく腫らしながらも、前に出続けたその雄姿は、大きな感動を呼びました。

さらに、2014年には、“あまりの強さに対戦相手がいない”とまで言われていた“怪物”ローマン・ゴンサレスの挑戦を受け、9ラウンドTKO負け。しかし、最強挑戦者と真っ向から打ち合い、その戦いっぷりから「激闘王」と呼ばれるようになりました。

今日勝てば、4階級制覇へ向けての扉が開き、負ければ引退…。昨日の計量後、

「泥臭く勝つ!」

と抱負を語った八重樫、激闘王が最終章となるリングでどんな戦いを見せてくれるのか、楽しみです。

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