母の支えで4個のメダル獲得「スーパー女子高生」池江璃花子選手
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「飯田浩司のOK! Cozy up!」(8月14日放送)で、先日のパンパシフィック水泳で、4個のメダルを獲得した「スーパー女子高生」池江璃花子(いけえ・りかこ)選手のエピソードを紹介した。
8月12日に閉幕した競泳のパンパシフィック選手権。4年に一度、オリンピックも世界選手権も開催されない年に、環太平洋諸国が集まって行われる世界三大大会の1つですが、今回は東京で行われました。この大舞台で大活躍したのが、まだ18歳の女子高生スイマー・池江選手です。
2年前、高1のときに、リオ オリンピックに出場して注目された池江選手ですが、その後も順調に成長。今回のパンパシではまず200m自由形で、リオオリンピック自由形3冠の女王・アメリカのレデッキー選手を差しきって、銀メダルを獲得。池江選手にとっては主要な国際大会では初のメダルでしたが、その快挙を、メインではない種目で達成してしまったところに空恐ろしさを感じます。そして得意の100mバタフライでは、56秒08の日本新記録をマークして、念願の金メダル!
「一番になれたことは自信になる。めちゃめちゃ楽しいです!」
と喜びを語った池江選手。さらにリレー種目にも出場し、2種目でメダルを獲得。最終日に出場した400mメドレーリレーで銅メダルに輝き、ひとりで金銀銅、すべてのメダルを手にしたのです。
オリンピックで注目されると、そのあと伸び悩んでしまう選手が多いなか、池江選手はリオが終わった後も右肩上がりの成長を続けていますが、その理由は「とにかく水泳が好き」なこと。泳ぐこと、レースに出ること自体が大好きで、そのための練習も嫌がりません。複数の種目に出場するのは体力的にも非常にハードなのに、池江選手は「喜んで泳ぎたい」のです。
そして、池江選手のモチベーションを上げているのが、お母さんの美由紀(みゆき)さんです。自宅の洗面所脇の壁には、池江選手が出場する各種目の世界記録が書かれた紙を貼っているのです。毎朝顔を洗うときに自然と目にしますから、高い目標が自然と植え付けられるというわけです。
東京・江戸川区出身の池江選手。2年後、地元開催のオリンピックでいちばん高い表彰台に立つことが、何よりの夢です。休むヒマもなく、18日にはジャカルタでアジア大会が開幕。復活著しい水泳ニッポンですが、若き池江選手が、トビウオジャパンを牽引していくことでしょう。
飯田浩司のOK! Cozy up!
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