三浦祐太朗は母・山口百恵の生歌を聴くとよく寝た
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俳優の三浦友和が、黒木瞳がパーソナリティの番組「あさナビ」(ニッポン放送)に出演。
2人が夫婦役で共演している映画『インクレディブル・ファミリー』の見どころについて、自身の子育てのエピソードを交えて語った。
黒木)今週のゲストは、現在公開中の映画『インクレディブル・ファミリー』日本語吹き替え版で一緒に夫婦役を演じている、俳優の三浦友和さんです。
私たち2人が日本語吹き替え版で夫婦役を演じている映画『インクレディブル・ファミリー』が現在公開中ですけれども、友和さんからこの作品の見どころをお話して頂きたいのですが。
三浦)ご存知の方もいると思いますが、5人家族で子供が3人ですね。全員がスーパーパワー、とんでもない能力を持っていて、世界を救うくらいのパワーを持っているわけです。そのパワーがありながら、実はパワーを除いてしまうとただの普通の家族なのですね。その姿が今回は出ていて、家族が一致団結する瞬間ってどこの家庭にもあるじゃないですか。そういうパワーもあったりして。両方のパワーを楽しめる映画じゃないでしょうか。
黒木)その通りだと思います。この映画の監督をなさったブラッド・バード監督が、家族というものに思い入れがあって、今回の作品になったようですね。
いちばん下の赤ちゃんジャック・ジャック、可愛かったですね。
三浦)このキャラクターを見るだけでも、この映画は楽しくなるかもしれません。
黒木)そのジャック・ジャックを子守というか、友和さんが吹き替えされたインクレディブルが本を読んだり、イクメンをやっていらっしゃる。あの風景が(笑)。
三浦)いかに育児が大変かということを、男が思い知る映画でもあるのですね。
振り返ってみると、自分もそういうことを少しやっていたので、懐かしく思い出しながら演じました。
黒木)絵本を読んであげながら居眠りしちゃったこともありますか?
三浦)ありますね。音楽を聴かせたり。長男は音楽を聴かせると寝る子だったのですよ。だから歌い手になっていますけれども。うちの妻が歌っていましたから、長男の音程はしっかりしていますよ。
黒木)ご自分の歌を?
三浦)夜中に起きちゃうでしょう? でもそのときには、次の日に覚えていないくらい無意識に歌を歌っているという感じです。
黒木)それでいまは歌手になられて。ということは台詞を言って聞かせたり?
三浦)それはない、それはない(笑)。
黒木)でも年子でいらっしゃるから、子育ては大変ですよね。
三浦)年子って結局双子みたいな瞬間があって。
黒木)学校行事も2つ来ちゃうわけですから、お父さんもお母さんも大変ですね。
三浦)いまとなれば……楽しくはなかったですけれども、思い出の1つですよ。
三浦友和/俳優1952年 山梨県生まれ。
1972年ドラマ『シークレット部隊』で俳優デビュー。
1974年初の映画『伊豆の踊子』に出演し、第18 回ブルーリボン賞新人賞を受賞。山口百恵さんとは、ドラマ『赤いシリーズ』ほか、多数の映画やドラマ、CMで共演。
1980年に結婚。2人の息子さんはシンガーソングライター・俳優として活躍。
その後も『M/OTHER』『ALWAYS三丁目の夕日』シリーズ、『沈まぬ太陽』など映画を中心に多くの作品に出演し、数々の映画賞を受賞。
2012年には紫綬褒章を受章。
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