板東英二が絶頂期の王・長嶋との勝負でとった意外な秘策

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「高嶋ひでたけと里崎智也 サタデーバッテリートーク」(10月13日放送、ニッポン放送ではナイター中継のため休止)では、「板東英二の名勝負、名場面」として現役時代の坂東が王・長嶋と対戦した際にとった秘策を紹介した。

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中日ドラゴンズに入団した1959年当時の板東(板東英二 - Wikipediaより)

今日は、里崎さんの故郷、徳島県出身の大先輩。元中日ドラゴンズの主力投手で野球評論家、ご存じ板東英二さんの名勝負、名場面を紐解いてみましょう。

板東さんといえば、かつては“四国の怪物”の異名をとった、徳島商業の剛腕投手。夏の甲子園「一大会83奪三振」はいまも破られない大記録です。
つい最近、明らかになったことですが、中日入りの際の契約金は、同期の王貞治さんの「1,800万円」を越える「2,000万円」でした。まさに、鳴り物入りのプロ入りだったのです。ともに甲子園の大スター、しかも同期ですから、板東さんが王さんを意識しないはずがない…。

迎えた昭和41年(1966年)のシーズン。板東さんがうそぶいたとされるセリフというのが…「オレはワンちゃんには絶対に打たれへんよ」というものでした。

当時の王貞治といえば、まさに最初の全盛期のさなか(※結果的にこの年は、ホームラン48本、116打点で二冠王に輝いています)。そんな怪物・王に絶対に打たれないという、板東さんならではの「秘策」とはなんだったのでしょうか?

──やがて、運命の対決の瞬間が訪れます。1966年8月3日、ナゴヤ球場での「中日―巨人」戦。同点で迎えた9回表、2アウトランナーなし。ここでマウンド上の坂東英二、なんと…3番王を「敬遠」!「無走者で王を歩かせて長嶋と勝負に出る」という、それまで誰も試したことのない大勝負にうって出たのです。スタンドは一斉にザワめいた…。つまり、「絶対に打たれない秘策」とは、何を隠そう、「敬遠」だった! そしてさらには、後続の長嶋さんの動揺を誘うという、策士・板東英二投手ならではの“妙案中の妙案”だったのです。
さてさて、気になる結果は…?

なんと“燃える男”長嶋、ここで乾坤一擲、レフトスタンドに決勝のツーランホームラン!
マウンド上の板東、ガックリ…という次第(※ちなみに、この年の長嶋茂雄は、.344で首位打者に輝いています)。

板東さんの名誉のために付け加えておきますと、板東英二と王貞治との対戦成績は68打数14安打、打率はわずかに2割6厘。王さんとの対戦が100打席以上ある投手は45人いますが、そのうち、打率で王さんをいちばん抑え込んでいたのは、ほかならぬ板東さんだったのです!

 

10月20日(土)放送の『高嶋ひでたけと里崎智也サタデーバッテリートーク』の特集企画、
『スポーツ名場面・珍場面プレイバック!』では、板東英二が登場! 「心に残るONとの対決のウラ側」を語ります。お楽しみに!

 

高嶋ひでたけと里崎智也 サタデーバッテリートーク
FM93AM1242ニッポン放送 土曜18:00-20:30

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