オウム真理教・麻原彰晃の “逮捕の瞬間”の映像がない理由
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フリーアナウンサーの大村正樹が、ニッポン放送「垣花正あなたとハッピー!」(11月8日放送)に出演し、『平成ニュース・マル秘取材メモ!』と題して、平成の印象的なニュースについて語った。
大村が取り上げたのは、今から23年前の平成7年(1995年)に起きたオウム真理教による地下鉄サリン事件。平成元年に起こった坂本弁護士一家殺害事件以降、オウム真理教は世間的にも知られるようになったが、平成最後となる今年の夏、ついにオウムの元教祖や幹部など13人に死刑執行がなされた。
当時、多くの駅員や乗客が巻き込まれた地下鉄サリン事件の現場を取材した大村は、「防護服を身に着けた警察官・消防隊員が中和剤をまいていました。また、日比谷病院などは、廊下の外まで患者さんがいて、うなり声が聞こえました。」と振り返った。地下鉄サリン事件が起こった当日、犯人はまだわかっていなかった。事件から2日後の3月22日、オウム真理教に強制捜査が入ることを知った大村は、当時、オウムの総本山があった上九一色村へ急行。「実はオウム真理教の中にスパイがいて、強制捜査の情報が漏れていたんです。日没から夜更けにかけて、教徒たちがサディアン(オウム真理教の施設)で、数々の資料を焼却していました。当時、僕は明日、ガサ入れするのに、資料燃やされちゃっていいのか?と思ってましたが、夜が明けて、カナリヤを連れた捜査員が施設に入っていくのは印象的でしたよね。」と、当時を振り返った。
当時、若手のキャスターだった大村は、そのまま上九一色村に約3か月間、ほぼ住人のような状態で、事件の取材を続けたという。大村は、「麻原彰晃が逮捕されて、第六サティアンから出てくる瞬間、現場は一気に霧に包まれて、逮捕されている様子をカメラでおさえられなかったんです。自然現象に間違いありませんが、信者たちが(麻原彰晃を)神格化した理由の一つですし、写真が取れなかった原因でもあります。」と、捜査の裏話を語った。
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