元バトミントン選手・潮田に勝負の厳しさを気づかせた女性コーチのひとこと

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偉人の歴史に残る名言を取り上げる 「高嶋ひでたけと里崎智也サタデーバッテリートーク」の人気コーナー“名言名場面プレイバック”。12月1日の放送では、高嶋ひでたけの休暇に伴い、元バドミントン選手の潮田玲子が出演。潮田自身の選手生活のなかで力となった“女性コーチの言葉”を紹介した。

福岡の高校を卒業した潮田は、大坂にあった三洋電機のバトミントンチームに入団しました。当時の三洋と言えば、日本屈指の強さを誇るチーム。選手たちのほとんどがナショナルチームの代表メンバーに名を連ねるほどの強豪でした(※バドミントン日本リーグ女子チーム優勝15回、全日本実業団選手権大会優勝15回)。

高校を卒業したばかりの潮田と先輩たちでは、技術面、体力面…特に体力の部分で大きな開きがあった。まったく勝てない…という日々が続いたのです。

そんなある日…いつもと同じく、先輩たち全員と一緒に横並びになって、ダッシュのトレーニングをやっていた潮田。息もあがって心拍数もあがって、「キツイなぁ」と思っていたら、ある女性コーチから、

「あのさ、潮田。隣の選手にダッシュでも勝てないんだったら…バドミントンで日本一になんて、到底なれるわけないよ」

と言われ、ハッとしました。基礎トレーニングのダッシュで勝ち負けなんて、考えたこともなかったからです。それまでも、一生懸命ダッシュをやっている“つもり”ではいましたが、心のどこかで、「ダッシュでも、先輩になんて勝てるはずがない」と思いこんでいたことに気づきました。

いつも「勝つ気持ち」がないと、コートに入った時点で、負ける。たとえトレーニングだろうと、本気で相手に勝つつもりじゃないと、本番のゲームで勝てるわけがないと、そのときのコーチの言葉で、勝負の厳しさ、モチベーションを高く持つことの大切さを学んだのです。

高嶋ひでたけと里崎智也 サタデーバッテリートーク
FM93AM1242ニッポン放送 土曜18:00-20:30

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