ZIGGYの名曲「GLORIA」、女性へのラブソングではなかった!?歌詞の真意は…

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3月7日(木)、よゐこ・有野晋哉と濱口優がパーソナリティを務めるラジオ番組「よゐこのオールナイトニッポンPremium」(ニッポン放送・毎週木曜18時~)に、ロックバンドZIGGYのボーカル・森重樹一が生出演。ZIGGYの大ヒットナンバー「GLORIA」が生まれた背景や歌詞の意味を明かした。

ZIGGYの名曲「GLORIA」、女性へのラブソングではなかった!?歌詞の真意は…

ZIGGYは1984年、森重を中心に結成され、1987年にメジャーデビュー。フジテレビ系ドラマ「同・級・生」の主題歌にもなった楽曲「GLORIA」は、約32.9万枚を売り上げて大ヒット。当時はZIGGYに惹かれた中高生によるコピーバンドが多く現れ、バンドブームを牽引した。

同級生コンビのよゐこも、学校の文化祭で「GLORIA」をツインボーカルで歌ったことがあり、“ZIGGYに会えるかもしれない”という淡い期待を持ちながら、ライブ会場の設営アルバイトをしたこともあるという。そんな二人だけに、森重が語る楽曲の誕生秘話に興味津々の様子。

有野:リスナーからメールを頂きました。『名曲「GLORIA」は、どうやってできたんですか?』

森重:その頃(制作当時)僕は、毎日浴びるようにお酒を飲みながら、いつもギターを弾いたり、レコードを聞いたり。その頃は一人で住んでいて、女性とも住んでいなくて。俺、一人で延々と酒飲んで、レコードを聞いてギターを弾くのが好きでさ、たぶんそういう毎日の中の一日に、ぽろっとできたんだよね。それをカセットテープに録って! 録音機材はカセットテープ

有野:当時はねえ……

森重:でも、自分で聞かないと(聞き返さないと)思い出せない曲は“それまでの曲”だと思っていて

濱口:ほう

森重:やっぱり(「GLORIA」は)聞かずとも思い出すディテール。それだけシンプルで簡単だったというのもあるんだけど、そういう曲だったんだと思った。もう、デビューした時には「GLORIA」はできていて、2枚目のアルバム(「HOT LIPS」)に入れたんだけどね。その時にはライブでもやっていたんだよね

有野:へえ……

森重:やっぱり、女子とかが気になる年頃ではあるから、そういう対象らしき人がいたりということは当然あったんだけど。でも基本的に、「(彼女を)愛している歌なのか?」というと違うんだよね。よく聞くと分かるけど、“俺のことを愛してくれ”っていう歌なんだよね

濱口:はあ~!

森重:つまり、俺は今も変わらないんだけど、昔から自分が可愛いんだよね(笑)

「GLORIA」は女性への愛情を綴った曲ではなく、愛を求める曲だと明かした森重。これを聞いた濱口は「うわあ! それを聞いてから『GLORIA』を聞きたいな」と驚くと、森重は「そう、ホントそういう目線で聞いて」、「簡単に“うっとり”とかされると、ちょっと違うんだよ。この人は自分勝手な人だな、って思ってくれるとさらに良い曲に聞こえる」と笑いながら歌詞に込めた真意を語った。

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