参議院議員の武見敬三、田中角栄の豪快エピソードを告白
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「すくすく育て 子どもの未来健康プロジェクト」(3月17日放送)に、参議院議員・武見敬三が出演。元首相・田中角栄との想い出を語った。
自見)武見先生は1995年、43歳のときに参議院選挙に出馬されました。出馬をされた理由をお聞かせください。
武見)私の父親(武見太郎さん)が日本医師会の会長を長年やっていまして、我が家によく政治家のみなさんがいらっしゃいました。田中角栄さんや渡辺美智雄さん。橋本龍太郎さんは厚生大臣のときに、週に2度ぐらい来られていました。大事な話が終わると、親父は私たちに「先生に挨拶しろ」と言って、先生方にいろいろ面白いお話を聞かせていただくのです。そのうちに政治に関心を持つようになりました。
自見)そうそうたる政治家のお名前。子供時代のご経験が凄いですね。
武見)田中角栄先生に「お前、将来何になりたいんだ?」と聞かれて「政治家になりたいです!」と、安易に答えていました(笑)。
自見)田中角栄先生とは、お父上が亡くなった後もお付き合いがあったそうですね。
武見)田中角栄先生は、親父が生きているときも死んだ後も、私に対する接し方は変わりませんでした。いろいろなことに協力していただきました。ハーバードの武見プログラムで日本セミナーを行うときに、厚生労働大臣に来ていただきたいとお願いしに行ったら、電話1本でした。当時の厚生労働大臣、渡部恒三先生に電話をかけて「恒三! 武見先生の会に行って話して来い。じゃあな!」。じゃあなって、言われた方も困るよね(笑)。
自見)改めて国会議員というお仕事のやりがいについて、お聞かせください。
武見)自分がやりたいと思った政策や仕事について、政策をつくる官僚などの人たちのなかに入って直接、話をして決めて行く。世の中を大きく変えて行くことができるという政治家の立場が、国民の役に立つ仕事だという確信とともに自分の生きがいにもなっています。
自見)ライフワークそのものということですね。最後に、ラジオの前の子育て中のパパやママへ、メッセージをお願いします。
武見)私も偉そうなことを言えないけれど、子供たちに対しては大きく育ててあげたらいいなあと思います。自分のためだけでなく、世の中の役に立つ人間になるのだと自然と身につくように育ててあげると、おそらく人生最後まで有意義に過ごせると思います。
すくすく育て 子どもの未来健康プロジェクト
FM93AM1242ニッポン放送 日曜 6:04-6:13
番組情報
この番組は、子育てで日々奮闘しているママやパパ、そしておじいちゃん、おばあちゃん、ご近所さんなど、子育てに関わる皆様に、役立つ情報を提供してゆく子育て応援プログラムです。
ナビゲーター:尾木直樹 アシスタント:淵澤由樹(フリーアナウンサー)