就職活動でアピールポイントが見つからない大学生へ
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「上原隆 はたらくラジオ」(3月18日放送)では、就職活動中の若者からの相談メールにアドバイスを行った。
神奈川県(ラジオネーム)なるみさん(大学生女性)からの就活に関するメールを紹介し、パーソナリティの上原隆がアドバイスを行った。
「就活について相談があります。エントリーシートや面接などで必ず『アピールポイントは?』と聞かれることがあります。ですが、正直私には特にアピールポイントがありません。大学時代に何かしてきたわけでもないし、留学とかもしていません。でも、アピールポイントがないと印象が悪いと思い、結局当たり障りのないことを書いています。自分のアピールポイントをどのように見つければ良いのでしょうか?上原さん、教えてください」
上原:まず、当たり障りのないことをそのまま伝えていると、あまりアピールにはなりません。だから、まずはどこをアピールポイントとするか見つけなければなりませんが、どなたでも必ずアピールポイントはあります。学生生活を振り返って物理的に時間をかけたものや熱中したもの、自分の中でハマったことでも良いので探してみましょう。そしてこれらは「すごい成績を残している」とか、「全国レベルの結果を残している」といった必要はありません。しっかりと振り返り、深掘りしていくと、それらのことの中で学んだ能力が見えてきます。例えば飲食店のアルバイトに時間を費やしたとしたら、「3年間継続した」というのも能力ですし、「お客様に対して笑顔で接客し続けた」というのはホスピタリティや、気持ちを切り替える力ともいえます。また、アルバイトを通してたくさんの方と働くことはコミュニケーション能力の向上にもつながります。
このように必ず一つの経験から得たものがあるはずです。そこを見つけた上で、「なぜそのことを始めたのか」「なぜそれを辞めずに続けられたのだろう」、「その中で何が楽しかったのだろう」「何が辛くてきつかったのだろう」と考えていきます。これはなるみさんご自身しか答えられないことです。そこからなるみさんがどういうタイプの人で、どういうことを大切にしているかという、いわゆる個性や価値観が見えてきます。だからそんなに自分を卑下しなくても大丈夫!先輩たちも「そんな大した経験はしていない」と言いながら内定を頂いていますから。まずは自分の中で、改めて学生生活を整理する時間を持ちましょう。
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