ドローン販売に規制を付けるべきか

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ニッポン放送「飯田浩司の OK! Cozy up!」(5月3日放送)に外交評論家の宮家邦彦が出演。昨夜の皇居周辺ドローン飛行について解説した。

ドローン販売に規制を付けるべきか

写真のドローンは事件とは関係のないイメージ画像です

 

皇居周辺にドローンが飛行か

昨夜(5月1日)8時頃、千代田区の皇居周辺で小型無人機ドローンのような物体が飛行しているのを警視庁の機動隊員が見つけた。また、同じ時間帯に都内の複数の場所でも目撃情報が相次いだということで、航空法などに抵触する可能性があし、警視庁が詳しく状況を調べている。

飯田)これ、同じタイミングで都内複数の場所と言っても、見つかったところが赤坂御用地と武蔵陵墓地。これは大正・昭和の天皇皇后の陵があるというところ。

宮家)一機じゃないと。

飯田)一機じゃないようです。

宮家)ということは同時多発ということになりますよね。まあ、ドローン自体は、ドローンが悪いわけではありませんが、性能が良くなって安くなって、しかも通信販売で買えるので、この犯人を探すのは大変ですよね。こういうのをやめろと言っても、こういうことをしている人は確信犯だからやめないと思うんですよね。

愉快犯ならまだしも、それ以上のことを考えているような人たちがいるとすると、ただの航空法違反だけではなく、「やらなきゃよかった」と後悔するくらい厳しい措置をとる、もしくはドローンを販売するときからもう少し身元をはっきりさせる、という方法が必要になるかもしれない、となると悲しい話だと思います。

飯田)メールやTwitterでも、このニュースに関しては沢山ご意見を頂いております。メールで“やすゆき”さん、46歳自営業。横浜港央区の方です。「皇居は固定翼機も回転翼機いずれも飛行禁止ですよね。それこそ爆発物を簡単に搭載して飛ばせるドローンは国が可及的すみやかに制限をつけるべきだと思うのですが」と。

宮家)そのとおりです。ただどのような制限をつけるかが難しいと思います。

飯田)身元をしっかり確認するとなると、ある意味の銃規制のような形でしょうか。アメリカでどこまでやれているかは謎ですけれど、一応ライセンスを提示して、というような、そういう形になっていくんですかね。

宮家)小型で小さくてあまり遠くに飛ばないドローンは別にして、ある程度大型でカメラを持ったり、場合によってはなにか積める性能のあるものについてはライセンスとは言わないけれど、購入者は厳しくはっきり身元のわかるようなかたちにしておくというのも1つの方法かもしれません。

飯田)まだ詳しい状況がわかっていないので何とも言えないところですが、有視界で飛ばすという、ある意味ラジコンの延長みたいなものであれば、飛ばしている人っていうのはすぐ見つけることが出来きますが、最近ものは視界外飛行というか、かなり遠くからでもコントロールの効くものが出ていますよね。

宮家)しかも、夜にやっているわけでしょう。8時でしたっけ。ということは、もう日が暮れているわけですよね、だからやっているわけですよ。もし陽が出ていれば、上見て何か変な機械を持っているとわかるでしょう。流石確信犯だね、これは。許しがたいよね。

飯田)そして皇居周辺に関しては国法でも指定があるわけですが、武蔵陵墓地に関しては規制の対象外だったかもしれませんよね。空港の近くのドローン飛行も問題になっています。

宮家)空港はもう世界中で起きていることですからね、いろいろ情報を交換しながら最終的には国際的な網の目で規制しなければまずいんじゃないかと思います。

 

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