東京パラリンピックの成功が今後の高齢化社会のレガシーとなる

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ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(8月22日放送)にジャーナリストの鈴木哲夫が出演。22日にチケット抽選申し込みが始まった東京パラリンピックについて解説した。

東京パラリンピックの成功が今後の高齢化社会のレガシーとなる

【東京2020パラリンピック競技スケジュール、観戦チケット第1次抽選発表イベント】東京2020パラリンピック大会の競技スケジュール、観戦チケット抽選の発表イベントで大会をPRする(左から)組織委員会広報局の伊藤華英さん、パラ卓球の岩渕幸洋選手、組織委員会スポーツディレクターの室伏広治さん、パラ陸上の重本沙絵選手、マスコットのソメイティ=2019年8月13日午後、東京都中央区 写真提供:産経新聞社

東京パラリンピックのチケット、抽選申し込み受付開始

2020年開催の東京パラリンピックのチケット抽選申し込みが22日、インターネットの公式販売サイトで始まった。オリンピックと同じく、ID登録が必要となる。締め切りは9月9日午前11時59分。10月2日に抽選の結果が発表される。

飯田)オリンピックと並んで、これは重要ですね。

鈴木)僕は車いすのプレーヤーと親しいのですが、彼らが言っていることは、「僕らのスポーツはいくら一生懸命にやっても社会面にしか載らない」ということです。「スポーツ面に載る純粋なスポーツとして取り扱われるのが、僕らの目指すところ」とよく言います。ぜひ、スポーツとしてみんな1回観に行ってください。迫力やいろいろなものが違うかもしれませんが、足を運んでスポーツとして観ていただきたいです。

東京パラリンピックの成功が今後の高齢化社会のレガシーとなる

【東京2020オリンピック1年前セレモニー】挨拶するIOCのトーマス・バッハ会長=2019年7月24日午後、東京都千代田区 写真提供:産経新聞社

小池都知事がパラリンピックに力を入れる理由

鈴木)小池都知事はパラリンピックに力を入れています。レガシーと言うではないですか。競技場を1つ建設すれば、それはそのまま残る。パラリンピックで残るレガシーというのは、障害がある人たちと共に一般社会で生活する絶好のチャンスが来るわけです。バリアフリーで段差を無くせということではなく、道を歩いている障害のある人に手を貸したり、逆に障害のある人も「手を貸してください」と言える。そういう共生社会がレガシーとして残るのです。そして障害者問題は、高齢者社会にもつながるのです。高齢者になると、歩けなくなったり、いろいろなことが出て来るでしょう。これがそのモデルケースにもなって行くわけです。実はパラリンピックをどう開催して、成功できるかどうかが、高齢化社会のレガシーになるのです。そういう意味で都知事も力を入れているし、我々もそういう意識で接した方がいいと思います。

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