ナウシカ声優の島本須美「大変でした」 ジブリ作品での意外な苦労を語る

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声優の島本須美が、女優で声優の戸田恵子がパーソナリティを務めるラジオ番組「三菱電機プレゼンツ 戸田恵子 オトナクオリティ」(ニッポン放送・毎週日曜14時~14時30分)に出演。アンパンマン、しょくぱんまん、ナウシカなど、数々の人気キャラクター演じてきた二人が、これまでの声優人生を振り返った。

テレビアニメ「それいけ!アンパンマン」で、戸田はアンパンマンを、島本はしょくぱんまんの声を長らく担当していることから、島本は「よく、(アンパンマンと)ダブルパンチさせてもらってます!」と自己紹介。島本は今年、声優デビュー40周年でその間に数々の名作に出演。中でも、「ルパン三世 カリオストロの城 」のクラリス、「風の谷のナウシカ」のナウシカ、「となりのトトロ」ではサツキやメイのお母さん、「もののけ姫」のトキなど、島本といえば宮崎駿監督やスタジオジブリの作品を思い出す人も多い。

そんな島本が、ジブリ作品のオーディションやアフレコでの秘話を明かした。

戸田:宮崎駿さんと最初に出会ったのが、『ルパン三世 カリオストロの城 』ですか? これは言われて(指名されて)ですか? それともオーディションみたいなものがあったんですか?

島本:一応ね、オーディションがあったの。でもその前に、テレビアニメシリーズで『赤毛のアン』という作品があって、そのオーディションを受けていたんですよ。その『赤毛のアン』のスタッフの中に宮崎さんがいらっしゃって、私の声を聞いて、『ルパン三世 カリオストロの城 』の“クラリス”のオーディションを受けてください、という経緯があって。『赤毛のアン』の方はダメだったんだけどね。

戸田:そういうオーディションって、縁でつながっていきますよねえ。須美さんは、その『カリオストロの城 』がほぼデビュー作ということですけど、セリフは今でも覚えているんですか?

島本:ちょっと覚えてる!

戸田:すごい!よく覚えているね!

島本:リクエストがあって何度かやっているうちにだんだん覚えてきちゃって。やってみる?(笑)

戸田:いいんですか!? こんな贅沢……。

島本:似ていなかったらごめんなさいね。

戸田:いいんです! みんな歳をとっているんですから(笑)

島本:(クラリスの声で)『おじさまお願い、私も連れてって! 泥棒はまだできないけれど、きっと覚えます。私、私、お願い、一緒に行きたい!』

戸田:そして、『ナウシカ』はどんな形で出ることになったんですか?

島本:『カリオストロの城』があったからご指名があったと思うんですけど、一応、オーディションを受けさせていただいて。でも、何を(何の役を)受けたかは覚えていなくて。

戸田:私も、ひとつだけジブリ作品に出ていて。

島本:私、それ知ってる(笑)

戸田:私、オーディションを受けたのはあれだけかもしれない。

島本:オーディションがあったんだ?

戸田:『魔女の宅急便』のオーディションを受けるように言われたんです。でも私も、一つぐらい(ジブリ作品の)何かに出たいなと思っていたから。それで私はパン屋の“おソノさん”の役を頂いたのだけど、おソノさんのオーディションを受けたはずじゃないんですよね。

島本:主役?

戸田:『魔女の宅急便』では、彼女が二つの役をやったじゃない?(声優・高山みなみが、主人公のキキと、画家の少女・ウルスラ役を演じている。)で……、私はおソノさんじゃなかったはずなの。うっすらとした記憶だけど。でも、『おソノさんの声もちょっとやってください』みたいなことを言われたのは覚えている。おソノさんは本命じゃなかったような……。でも、それでもとてもうれしかったです。ちなみに、おソノさんの旦那役は、山寺宏一なんです(笑)

島本:えっ、そうだったの!?(笑)

戸田:アフレコでは、宮崎監督から何か指示があったりしましたか?

島本:やっぱり録音監督さんを通じての指示が多いので、直接というのは割と少なかった。ナウシカの時もそうなんだけど、『もののけ姫』の時にえらくNGを出してしまって……。

戸田:へえー! 珍しい!

島本:『表現を変えてほしい』というのをいろいろ言われて、女子高生風、悪ぶっている女子高生風、軽く言ってほしいとか、いろいろ言われているうちに頭の中で混ざってきちゃって。それを全部ふまえたキャラクターでやろうとしたら、訳が分からなくなってきて大変でした。

戸田:『風の谷のナウシカ』って、須美さんにとってどんな存在ですか?

島本:クラリスの時も、声優としての島本須美を印象付けたんだけど、ナウシカの時にはさらにバージョンアップしている感じで。どんどんどんどん、声優・島本というのがここで固まったかな、という。(ナウシカは)原作を読んでいたから、やりたいという気持ちもとても強かったので、ナウシカをやったあたりから、(当初あこがれていた舞台女優よりも)声優さんの方が私に合っているのかな? と思い始めた、そんな作品でもありましたね。

島本といえば“ジブリ作品に愛された声優”とも呼ばれているが、それでも少なからず苦労があったと吐露。しかし、作品の思い出と共に、声の仕事の奥深さや魅力など、二人とも心から楽しそうに声優業について語った。

番組情報

戸田恵子 オトナクオリティ

毎週日曜 14:00-14:30

番組HP

女優・戸田恵子が大人のクオリティ・オブ・ライフ(上質で豊な生活)をエンジョイするための「人・モノ・コト」にフォーカスする番組です。
大人の会話が弾むプチトリビア、大人が生活に取り入れたくなる情報をお届けする30分。ぜひお付き合いください。


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