3月16日(月)深夜、俳優の伊藤健太郎がパーソナリティを務めるラジオ番組「伊藤健太郎のオールナイトニッポン0(ZERO)」(ニッポン放送・毎週月曜27時〜)が放送。NHK連続テレビ小説「スカーレット」に出演中の伊藤が、劇中ではカットされた撮影裏話を明かした。
焼き物の里で知られる滋賀・信楽を舞台に、女性陶芸家の奮闘を描く「スカーレット」で、戸田恵梨香演じる川原喜美子の長男・武志役を演じている伊藤。番組にはドラマの感想が多数寄せられる中、3月11日の放送で、母・喜美子から“白血病”であると告知された武志についてリスナーが言及した。
ドラマの劇中では、自身の余命が3年から5年だと知った武志の頬に、喜美子が手を添えて「絶対に死なさへんからな、お母ちゃんが生かしたる」と言い切る場面があるのだが、このシーンについて戸田は『スカーレット』公式ブログの中で、「泣くな、伊藤健太郎、ここは泣きどころじゃない!」と思っていたことを吐露。これを受けて、リスナーから「実際、あのシーンはどうでしたか?」と問われた伊藤が、撮影当時の心境を振り返った。
「あのシーンは、武志として演じさせてもらっている中でも1、2位を争うぐらい、記憶に残っているシーンでもありました。放送ではあそこで終わってたんですけど、実はあの後、1、2分くらい長くあるんですよ。それで、最後のほうで泣いてましたね、僕は。
お母ちゃんが両方のほっぺを手で押さえてくれていたじゃないですか。そのぬくもりがヤバすぎて、母親のぬくもりや大きさみたいなものをすごく感じて。武志のほうが喜美子より大きいんだけど、あの瞬間、お母ちゃんの姿がめちゃくちゃ大きく見えて、心強い『生かしたる』という言葉にすごく打たれ、あのシーンは僕が耐えられなかったっていうのもあって……、放送ではカットされていたんですけど、実際はそういうことがありました」
自身の病名を知った武志に「生きるで」と喜美子が励ますシーンはネット上でも大きな反響を呼んだが、伊藤にとっても特別なシーンであったことを回想。ドラマの今後については、「これから物語がいろいろと展開して、懐かしい人が出てきていたり、なかなか見応えのある放送になると思います」と期待を語った。
なお、次週3月23日(月)の放送で、「伊藤健太郎のオールナイトニッポン0(ZERO)」は最終回を迎える。2018年4月から約2年にわたって放送された同番組について、伊藤は「有終の美を飾れたらいいなと思うので、最後までアニキについてきてもらえたらうれしいな」とリスナーに呼びかけた。
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番組情報
番組でオンエアする楽曲は、伊藤健太郎自らが選曲。アナログプレーヤーで自らの手でレコードを再生することもあります。若さがみなぎっていてチカラ強いけど、どこか抜けてて微笑ましい! そんな伊藤健太郎のオールナイトニッポンゼロ、ラジオのオンエアを楽しむもよし、radikoのタイムフリーで楽しむもよし!ミックスチャンネルの動画配信で、スタジオの様子をご覧いただいてもOKです。