いまこそ各自治体へ交付金を~東京で224人が新型コロナ感染
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ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(7月10日放送)に前参議院議員の金子洋一が出演。9日の東京都内の新型コロナウイルスの新規感染者が224人と、1日あたりで過去最多となったニュースについて解説した。
東京で過去最多、224人が新型コロナに感染
東京都は9日、新型コロナウイルスの感染者が新たに224人報告されたと明らかにした。1日あたりの感染者数では緊急事態宣言下の4月17日の206人を上回り、過去最多となっている。
飯田)まずは9日、記者団の質問に答えた小池百合子知事のコメントをお聞きいただきましょう。
小池知事)きょう(9日)は224人という大きな数字で、4月17日の206人を上回る数字になっております。有効な策を講じて行く、そして迅速に行う、この2つが極めて重要だと考えております。
飯田)メールもいただいています。“ぽんたねぼくろう”さんから、この方は観光業に携わっている方です。「『感染者何人』という見出しが踊っていて、私の職場でも終わりの見えなさに暗い気持ちになっている人もいますが、どうなのでしょうか。数字だけで煽られているような気もするのですが」といただきました。金子さん、どうご覧になりますか?
医療体制を今後に備えて拡充することが大切
金子)死者の数というのは、感染者数が増えてから大体2週間くらいで増えて来ます。そういう意味では非常に心配ではあるのですけれども、同時に、政府や小池知事がおっしゃるように、たくさん掘り起こして発見しているところもありますので、必要以上に恐れることはないと思います。むしろ、いまやるべきことは、医療体制をこの後に備えて拡充するということです。
飯田)重症者の数は、東京都もいま増えていないどころか、6人に減っている。その辺を見ると、いまは過度に恐れるフェーズではないと考えるべきでしょうか?
金子)そうだと思います。新宿区が感染者への「生活見舞金」を10万円出したというのは、いいことだと思います。いまは感染者を外に出しやすくする、隠さないようにすることが大変重要な段階です。お金をケチって隠すような方向に持って行ってはいけないのです。そこをうまく外に出るような社会の雰囲気をつくることが、新型コロナ対策につながるのだと思います。
飯田)いちばん怖いのは、どこでかかったかわからない感染者の方が増えて、思わぬところからポッと出ることです。
金子)そうですね。「クラスター潰し」という日本独自の対策が打てなくなりますので、そこは恐ろしいです。そうすると、アメリカのように感染者数が300万人、100人に1人が感染という状況になってしまいますので。
新宿区の10万円の見舞金は意義がある
飯田)新宿区がやっている10万円の見舞金は、どちらかというとクラスターを発見しやすくするような手助けになるということですか?
金子)クラスター発見の手助けにもなりますし、同時に医療関係者が結果として感染してしまったときに、まさに見舞金としてお渡しすることも、意義のあることだと思います。
飯田)1人の医療関係者が感染したとなると、当然病院はその間、閉めなくてはならない。そこで収入が途絶える人が出て来ると。
金子)本来であれば、危険手当を出してやっていただくべきものではありますけれども、それがいまの診療報酬体系では出ないので。
飯田)それをやるためには、新しく仕組みをつくらなければならない。
金子)そうです。つくり直さなければならないので、追いつかないですね。
飯田)であれば、行政側で打てる手立てがこういうところにあると。
金子)これできちんとしたインセンティブをつけて行く。
無症状、軽症患者のための収容施設を整える
飯田)いたずらに炙り出して患者数、PCR検査数を増やすのがよくないと言う人もいますが、どうお考えですか?
金子)医療体制が整わない段階で、偽陰性の方をたくさんつくってしまうとパンクしますけれども、そこは、どれくらいできるのかというところとのバランスの問題だと思います。
飯田)いま20代、30代が多いというのは、おそらく無症状や軽症が多い。そうすると、いまのようにホテルで収容する環境がきちんと整っていれば、意味があるということですか?
金子)あると思います。
飯田)これは財政の余裕さによりますが、他の自治体でも参考にはできるということですね。
金子)参考にはできますが、なかなか懐具合で難しいと思います。国が各自治体に掴み金でいいからお渡しして、「自治体頑張れ」とやるべきなのですが、いまの政府はそれをなかなかやらないのです。そこが大問題です。
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