日本学術会議会長が菅総理と会った本当の理由は
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ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(10月19日放送)にジャーナリストの須田慎一郎が出演。学術会議任命拒否問題について解説した。
学術会議の任命見送り
日本学術会議が推薦した6名の会員候補を任命しなかった理由について、立憲民主党の枝野代表は10月18日、訪問先の福岡市で記者団に対し、菅総理大臣が任命を見送った理由を説明するよう求めた。
飯田)日本学術会議の任命拒否問題ですが、いかがでしょうか?
須田)学術会議と総理官邸の関係は、企業の上司と部下の関係ではありませんので、理由を説明する必要はあるのだろうと思います。その一方で、「なぜこの人たちを会員に選んだのか」という説明がきちんとされているわけではありません。10億円の国費を使って運営されている日本学術会議という、ある種政府に近い機関なのですが、会員を選んだ理由が曖昧模糊としている。「なぜこの人を選んだのか」、「なぜ任命しないのか」、双方にその理由を説明し合うことが必要だろうと思います。ただ、日本学術会議の梶田会長が菅総理と会った際に、どうもその辺りについては求めていないようなのです。
任命を見送った理由は聞かず~日本学術会議の会長は何のために菅総理と会ったのか?
飯田)聞かれていないと。
須田)全部チェックしたわけではないのですが、聞いていないような節があるのです。それならば、何のために会ったのでしょうか。
飯田)期限付きで「ポスドク」と言われるような、博士号を取ったけれども、なかなか仕事がないという人たちからは、「あの人たちに学会代表の顔をされても困る」という声がネット上では見られます。「我々が投票して推薦者を選ぶことはできない」と憤っています。
須田)日本学術会議の声明がどういう経緯で出ているのかということも、非常に不透明です。この辺りも透明性を確保してもらいたいと思います。
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