元ボクシング世界王者の具志堅用高が、プロボクシングWBA・IBF世界バンタム級統一王者・井上尚弥について語った。
具志堅は、11月3日のニッポン放送「東貴博と山根千佳のラジオビバリー昼ズ」に生出演。日本時間でこの2日前の11月1日に米ラスベガスで行われた防衛戦で鮮烈な7回KO勝ちを収めたボクシングWBA・IBF統一バンタム級王者の井上尚弥について語った。
東:井上尚弥選手、勝ちましたけれども、見事なクリーンヒットでしたね。
具志堅:強いっす! 左も右も強いんですよ、パンチが。相手にとっては怖いんですよ。何が飛んでくるかわからない。最初左フックで倒れて、次にまさか右ストレート。的確にまっすぐ来るから、入るんですよ。
中根:世界戦15連勝。
東:これ、言ってみれば『具志堅超え』ってことですよね?
具志堅:超えてるね。
東:具志堅さんとしてはうれしいですか?
具志堅:それはやっぱりうれしいよ。彼が最初チャンピオンになったときは、彼が僕の記録、塗り替えると思ってたからね。
具志堅の目から見ても、井上は異次元の強さを秘めていたようだ。
山根:(記録を塗り替えたことについて)悔しい気持ちは無いんですか?
具志堅:時代が違いますからね
東:若かったら悔しかったでしょうね。
具志堅:そうですね。
東:具志堅さんは引退してから何年経ちました?
具志堅:35年ですね。
東:テレビのバラエティに出るようになってから何年ですか? 鶴太郎さんがモノマネしてる時は、まだバラエティには出てなかったですよね?
具志堅:そうだね。あー、もうテレビの方が長いわ(笑)
東:そうですよね?(笑)
具志堅:現役はプロで7年しかやってないから。
東:負けてすぐやめちゃったんですよね。
具志堅:そうなんですよ。
東:やっぱりその時代っていうのは負けたら引退みたいな感じだったんですか?
具志堅:違うのよ、リターンマッチをやりたくてやりたくて。でもできないワケがあったんですよ。トカちゃん(渡嘉敷勝男)がいたんだよ。俺の代わりにリターンマッチやるって言うんですよ。世界ランキングにも入ってたし、同じ階級だし、同じジムだし。会長が動いてたんですよ。だから彼にバトンタッチしたんですよ……
山根:でも、ここまで記録を越されなかったことがすごいですよね?
東:抜きんでた王者だったんだよね。
具志堅:1敗で引退したっていうのは、俺と鬼塚(勝也)ぐらいじゃない?
番組情報
高田文夫先生と、キャラクターの濃~いパーソナリティがお送りする「昼休みのお笑いバラエティー」ラジオビバリー昼ズ!