榊原郁恵が夫・渡辺徹から教えられた舞台における「ハプニング」の重要性

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黒木瞳がパーソナリティを務める番組「あさナビ」(ニッポン放送)に女優・歌手・タレントの榊原郁恵が出演。3月8日から開催される舞台『たぬきと狸とタヌキ』について語った。

榊原郁恵が夫・渡辺徹から教えられた舞台における「ハプニング」の重要性

榊原郁恵

黒木)今週のゲストは、女優・歌手・タレントの榊原郁恵さんです。3月8日から12日まで東京両国のシアターX(カイ)で開催される舞台『たぬきと狸とタヌキ』。地方公演もありますし、映像配信予定もあります。チケットは発売中です。こういう時代ですので、予定は変更される場合もありますが。

榊原)やる側としても、新型コロナウイルス感染予防の対策をしっかりと取ってやらせていただきます。とにかく安全な状態で、「よかったら来てください」という感じです。

黒木)お話の内容を読むと、会合をするわけですよ、ばかし合う狸女たちが。痛快ヒューマンホームコメディですね。

榊原)そうですね。普段の会話のなかで、別に笑わそうというつもりではないけれども、見ていて、「そういうのあるある」と笑ってしまうことってありますよね。怒っていて喧嘩しているような感じなのだけれども、見ている側が「それすごくわかる」となると、コメディタッチに受け止められることがありますよね。そういうところがリアルに演じられています。皆さんの生活のなかで行われているようなことが、舞台の上でも行えるように、ごく自然に表現するのが私の大きなテーマです。

黒木)デビューされて今年(2021年)で44年ですか。

榊原)舞台はいちばん好きな場所なのですが、緊張しますよね。主人に、「舞台のいちばんの面白みというのは、そこで何かハプニングが起きる。それがいちばん面白いのだから、『ああ、失敗した』とか、失敗を恐れるのではなく、相手とのやり取りをやっていればいいんだ」と言われました。そう言われると、「なるほど、そうか」と。

黒木)「ハプニングが起きたときにどうするのか」ということを、お客さんはご覧になっているのですよね。

榊原)そうなのですよね。生身の人間がそこで演じている。その温かみなのですよね。

黒木)ハプニングを待っているというところもありますしね。

榊原郁恵が夫・渡辺徹から教えられた舞台における「ハプニング」の重要性

榊原郁恵

榊原郁恵(さかきばら・いくえ)/女優・歌手・タレント

■1959年生まれ。神奈川県出身。
■1976年「第1回ホリプロタレントスカウトキャラバン」でグランプリを受賞。
■1977年1月1日に歌手デビュー。
■1981年~1987年まで「ブロードウェイミュージカル・ピーターパン」で初代ピーターパンを務める。以降、歌手・女優・タレントとしてさまざまな舞台で活躍。
■1987年、俳優・渡辺徹と結婚。長男・渡辺裕太さんも俳優・タレントとして活躍。
■2021年3月から舞台「たぬきと狸とタヌキ」を上演。映像配信も実施予定。

番組情報

黒木瞳のあさナビ

毎週月曜〜金曜 6:41 - 6:47

番組HP

毎朝、さまざまなジャンルのプロフェッショナルをお迎えして、朝の活力になるお話をうかがっていく「あさナビ」。ナビゲーター:黒木瞳

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