キャスターの辛坊治郎氏が2月4日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演。JOC森喜朗会長が、3日の日本オリンピック委員会の評議員会での「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる」との自身の発言を、4日に謝罪したことについて意見を述べた。
東京オリンピック・パラリンピック大会組織委員会 森喜朗会長は昨日2月3日、日本オリンピック委員会の評議員会で「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる。女性は競争意識が強い。誰か1人が手を挙げて言うと自分も言わないといけないと思うのでしょうね」などと発言し物議をかもしている。国内外などからの批判を受けて森会長は4日午後2時過ぎから報道陣の取材に応じ、オリンピック・パラリンピックの精神に反する不適切な発言だとして発言を撤回し、謝罪をしたが辞任の考えはないことを明らかにした。
辛坊)デイリースポーツの配信記事をみましたが、私も森会長の発言のなかで引っかかったところは、全世界的に話題になっているようですね。
『森会長「男性、女性、両性」発言は海外では「本当に差別」…五輪メダリスト溝口氏』
~『デイリースポーツ』2021年2月4日WEB配信記事 より
辛坊)……という見出しです。
『バルセロナ五輪柔道女子銀メダリストでスポーツ社会学者の溝口紀子氏が4日、読売テレビ「情報ライブ ミヤネ屋」にリモート出演し、東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長が、日本オリンピック委員会(JOC)の女性理事増員方針を巡る女性蔑視とも取れる発言について「軽率な発言で、おわびしたい」と謝罪会見を開いたものの、森会長が「女性と男性しかいない。もちろん両性」と述べたことに「かなりNGワード」と問題視した。』
~『デイリースポーツ』2021年2月4日WEB配信記事 より
辛坊)……と書かれています。
私もあのときの言い方が(印象に残っていて)。「女性と男性しかいない」と言い切りましたが、その後一瞬空気を読んで「これ自体が失言ととられかねない」と思った森さんは、そこから付け加えるべき言葉を(ひねり出して)「……もちろん両性(もいる)」という言い方でしたが、ものすごくデリケートなところです。
森さんは呆けてはいないでしょうが、一般の人が友達と飲み屋で飲んでいるときのレベルの話をしてしまいます。
飯田)座持ちという意味ではものすごくいい方だという話も……
辛坊)私は森喜朗さんをテーマに2時間話すことができます。そのくらいネタを持っています。
森喜朗さんが主催する政治評論家ばかりの6人ぐらいの大御所政治評論家を集めた宴席がありました。私はその政治評論家の1人に呼ばれて座興のような形で6人プラスアルファで森喜朗さんの主催する宴会にいたのですが、そこにいたある政治評論家と殴り合い寸前の喧嘩にまでなったことがあり、そのときに森さんが間に入りブレイクしてくれました。森さんの宴席を潰しました。
番組情報
辛坊治郎さんが政治・経済・文化・社会・芸能まで、きょう一日のニュースの中から独自の視点でズームし、いま一番気になる話題を忖度なく語るニュース解説番組です。
[アシスタント]増山さやかアナウンサー(月曜日~木曜日)、飯田浩司アナウンサー(木曜日のみ)