農薬ではありません! ぶどうの表面にある白い粉の正体は
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。今回のテーマは「ぶどう」です。
ぶどうはヨーロッパでは「畑のミルク」と呼ばれるほど、栄養が豊富だといわれています。ブドウ糖など、体に吸収されやすい糖質がたっぷり含まれているので、疲労回復の効果が期待されます。
さらに、ぶどうの色素でもある「アントシアニン」はポリフェノールの一種ですので、動脈硬化の予防や目の疲れに効果的とされています。
ぶどうの皮に白い粉がついていることってありませんか? これは脂肪酸などでできた天然成分が、皮の表面に浮き出たものです。「ブルーム」、または「果粉(かふん)」と呼ばれています。
このブルームには、雨や朝露などの水分をはじいて病気を防いでくれる働きがあります。また果実から水分が蒸発するのを防いで、鮮度を保ったりする働きもあります。
このようにブルームは、温度や湿度といった環境の変化から果実を守ってくれています。そのためブルームが少ないと、粒が割れてしまうことが多いそうです。
このブルームを農薬と勘違いされることがあるそうですが、もちろん害はありませんし、むしろ新鮮さの証だそうですよ。
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