巨匠・ちばてつやの歴史がここに! 23年ぶりの短編集『あしあと ちばてつや追想短編集』の魅力を紹介

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5月2日(日)深夜、バーチャルMC・一翔剣(吉田尚記アナウンサー)がパーソナリティを務めるラジオ番組『ミューコミVR』(ニッポン放送・毎週日曜日23時30分~)が放送。吉田が、巨匠・ちばてつやの23年振りとなる短編集『あしあと ちばてつや追想短編集』のおすすめポイント3つを紹介した。

番組内では、コーナー『サポーターズVR by 小学館』を展開。こちらは、年間500冊以上マンガを読んでいるという吉田が、今誰かにオススメしたい作品を紹介するコーナーとなっており、今回は『あしあと ちばてつや追想短編集』(作者・ちばてつや)をピックアップ。本作は代表作『あしたのジョー』『のたり松太郎』など、数々の名作を生み出した日本を代表する漫画家のひとり・ちばてつやの、23年振りの短編集となっており、この作品のおすすめポイント3つを吉田が紹介した。

吉田:おすすめポイントその1「大ゴマ」。漫画ってさ、実は1ページに何コマ入ってるかっていうのは、漫画家さんの自由なんですよ。漫画家さんが「ここ4コマしか入れない」っていうページにすればそうなるし、漫画家さんによっていろんな特徴があるのね。ちばてつやさんって、1ページの3分の2ぐらいを使った大ゴマとかを入れて、そこに何十人もの人が登場してるの

CUBERS・末吉9太郎、ZOC・西井万理那(パートナー):(実際に漫画のコマを見ながら)めちゃめちゃでかい!

吉田:この1枚絵を描く力が、歴史上1番すごい作家さんの1人なんですよ。ちばてつやさんが出てくる前は、街の風景をこんなに細かく描いたりしてなかったの。ちばてつやさんって今大学で漫画教えてんだけど、もう80歳超えてるのに、漫画を描きたいっていう18歳の大学生に、デジタルでどうやって漫画を描くかを教えてるの

末吉・西井:すごい!最先端じゃん!

吉田:この技術を使って、街の雰囲気が匂い立つように描いてて、それこそ『あしたのジョー』だってあの時代の東京の風景を描いてたから、ほかと違うってことで大ブームになった。そんな大作家のちばてつやさんが、大ゴマを使って今回描いたのがどんなことかというと、――おすすめポイントその2は「漫画の歴史的証言」。トキワ荘って聞いたことあるでしょ?手塚治虫さんや藤子不二雄さんや、その後に続く大作家がみんな住んでたアパート

末吉:あ、知ってる!

吉田:ここの物語って結構(ほかの漫画では)描かれてるんだけど、ちばてつやさんはトキワ荘には住んでなかったのね? だから、その人たちとは全く違う漫画の歴史を知ってんの。だから今回、『あしたのジョー』の最終回がどうやってできたのかとか、『のたり松太郎』っていう30年ぐらい連載してた漫画があるんですけど、それがどう始まったのかとか、全部描いてある! すごい漫画の歴史的証言!

末吉・西井:へぇ~!

吉田:そんなちばてつやさんが、ほんとはこれを描きたかったっていうのが、おすすめポイントその3「日本の戦争の歴史」。実は、(ちばは)戦争のときに中国から日本に引き上げてきている人なんですよ。そのときの、子供時代のすごい体験を全部描いてる。この頃のことって、当然動画カメラはないから、その頃の資料って、覚えてる人が絵にするしかないんですよ。それを、あの大ゴマを描けるちばてつやさんが絵にしてるから、本物よりリアリティがあるのよ。

23年ぶりの短編集で、4月30日(水)に発売されたばかりだというこの作品。吉田は「絶対読んだ方がいい!」「めちゃめちゃ面白い!」と熱烈に勧めていた。

番組情報

ミューコミVR

毎週日曜日 23:30 - 24:30

番組HP

ニッポン放送初のVRアナウンサー「一翔剣(いっしょう・けん)」がお届けする、カルチャー・エンタメプログラム。YouTube Live上に『VR』空間を展開し、60分のラジオ番組を同時生配信! 一翔剣は、2019年に"HoneyWorks"ヤマコ氏のデザインによるVRアナウンサーとして活動開始。今回、アイドル・アーティストとして活動する西井万理那(ZOC)、末吉9太郎(CUBERS)を番組パートナーに迎え、『VR』空間でコラボレーションしていく!!


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