辛坊治郎「風に流されて日本の方に戻ってしまって……」 生きてたどり着くための“作戦”を太平洋上から報告

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ヨット太平洋単独無寄港横断に出航したキャスターの辛坊治郎が5月24日、ニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」にヨット太平洋単独無寄港横断中の船上から電話出演。“風まかせ”な航海の現状を報告した。

ニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」では、番組パーソナリティの辛坊治郎がヨット太平洋単独無寄港横断に挑戦している間、“スペシャルパーソナリティ”たちが“留守番”をしているが、番組では「生存確認テレフォン」と題して、辛坊に持たせた衛星携帯電話へ毎回必ずかけることとなっている。

4月9日午前9時17分に大阪府岬町の淡輪ヨットハーバーからKaorinV(カオリンファイブ)号で出港したが、5月22日にすでに全行程の6割を達成して順調に航行中という辛坊へ、24日にスペシャルパーソナリティを務める立川志らくとアシスタントの増山さやかアナウンサーは電話を掛けた。

「もうね、こっち夜中だからね、もうすぐ。早く寝ないといけないんですよ」

そんなコメントから始まったことにスタジオの2人は爆笑。

KaorinV(カオリンファイブ)号

KaorinV(カオリンファイブ)号

そして志らくが「今、どうですか、波の感じは?」と問うと……

「大変です、大変です!」

との返答。なにが起こったのだろうか!?

「ずっと東の方から風が吹いてて。今日、日中は、なんとか東に向かって走ろうと思って頑張ってたんですけど、夜に入ってもう諦めちゃってですね、風に流されて日本の方に戻ってます……」

志らくは思わず「日本へ戻ってる!? 戻ってきちゃだめですよ!」とツッコんだが……

「しょうがないでしょ、だって向こうから風吹いてるんだもん。ヨットだからね、困っちゃうんです。で、無理して(東へ)走ろうと思うとね、波が来るんですよ。それで、波に当たると大変なことになってですね、ヨットの中をいろんなものが飛び交うんですよ。それが怖いからですね、まあちょっと、夜の間は流そうと思って、今、風下に流れています」

増山さやかアナウンサー、立川志らく

増山さやかアナウンサー、立川志らく

そして、こう続けた辛坊。

「レースだったらね、ちょっと本気で走りますけど、レースじゃないですからね、とりあえず生きてたどり着くのが目的ですから、こういう時はもう、ちょっとのんびり。だからちょっとこれで到着が遅れるかもしれないですけどね」

そこですかさず、「いまのところ、6月の第2週の週末だという噂が……」と志らくが返すと、

「第2週の週末はちょっと断念してですね。第2週の週末を越えた、次の週のアタマぐらいですね。たぶん」

更新した新しい到着予測を辛坊は伝えた。

スタジオの2人が「引き続き気をつけて!」とエールを送ると、

「ありがとう!」

と元気に答えた辛坊は、アメリカ大陸へ向けて、引き続き航海を続けた。

番組情報

辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!

月~木曜日 15時30分~17時30分 

番組HP

辛坊治郎さんが政治・経済・文化・社会・芸能まで、きょう一日のニュースの中から独自の視点でズームし、いま一番気になる話題を忖度なく語るニュース解説番組です。
[アシスタント]増山さやかアナウンサー(月曜日~木曜日)、飯田浩司アナウンサー(木曜日のみ)

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