キャスターの小倉智昭氏が5月25日、自身がスペシャルパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演。新型コロナウイルス特別措置法に基づく政府の緊急事態宣言の機関についてについて持論を語った。
「不要不急の外出~」など言わずとも、外出する人がいなくなる
政府は東京・大阪など9都道府県に発令している新型コロナウイルス緊急事態宣言に関し、5月31日までの期限を延長する方向で調整に入った。延長幅については、6月20日までという案を軸にしつつ、13日までとする案なども浮上している模様。
小倉)緊急事態宣言、オリンピックの期間中もずっとやったら? すごい逆説でしょう。いま日本政府の言うことを国民が聞かなくなっているんですよ。オリンピック期間中はなんだかんだ言いながらも日本人は日本を代表する選手が活躍する姿をテレビでかじりつきますから、不要不急の外出なんてことを言わなくても巷に出る人はほとんどいなくなる。いっそのことこの期間に緊急事態宣言をやって、一気に感染者を減らすというのはどう。
増山さやかアナウンサー)ここでガッとね。
小倉)ここでガッと減らす。国の言うことよりも、オリンピックやってテレビ見る方が皆真剣に見るよ。
増山)確かに。観客もなかなか入れないという状況になると、そこで見るしかない、聞くしかないということになりますものね。
小倉)見るしかないでしょう。テレビ中継一生懸命見ると思いますから。
森田耕次解説委員)コーツ委員長も、緊急事態宣言であろうがなかろうが、安心安全な大会を開くと言っていますからね。
小倉)なにしろ、いまほとんど言うこと聞かなくなっていますからね。もう辟易しているんですよ、皆。なにか考えないとダメでしょう。ギリギリまで緊急事態宣言をやっていた方が、むしろ抑えられるかもわからないですよ。それが国民のためにとってもプラスになるかもわからない。いろいろな発想の転換をする必要もあるのかもわからないですけどね。
番組情報
辛坊治郎さんが政治・経済・文化・社会・芸能まで、きょう一日のニュースの中から独自の視点でズームし、いま一番気になる話題を忖度なく語るニュース解説番組です。
[アシスタント]増山さやかアナウンサー(月曜日~木曜日)、飯田浩司アナウンサー(木曜日のみ)