台湾へのワクチン供給 安倍前総理が主導した“大ヒット”の政治判断
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ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(6月14日放送)にジャーナリストの須田慎一郎が出演。台湾へのワクチン提供について解説した。
産経新聞9面全面に「感謝」の文字
6月13日付の産経新聞に「ありがとう日本!」などと題した2枚の全面広告が掲載された。新型コロナウイルスワクチン124万回分を台湾に無償提供した日本政府と国民に対し、感謝の気持ちを伝えるため、約130の台湾系企業、団体などが共同出資して掲載されたものである。
飯田)週末の紙面を見ていますと、産経新聞の13日、日曜日の版なのですが、9面全面広告のところに「感謝」という文字とともにピンク色のハートが出ております。この企画は、台湾から日本の皆さまにということで、ワクチン提供に対する感謝として、台湾伝統基金会というところなどから、各企業、有志がお金を募って全面広告を打っています。
須田)すごいですね。
飯田)ワクチンが到着した当初も、台湾の「台北101」という大きな高層ビルでのライトアップで、「感謝」というものが出ていました。
安倍前総理が主導した政治判断
須田)これも政治決断ですからね。本来だったらこういう支援は、COVAX(コバックス)の枠組みでやらなくてはならないのです。
飯田)国際的な枠組みのなかで。
須田)それを乗り越えて、台湾とはいろいろ関係を深めて行かなくてはならないということで、安倍前総理が主導したところの政治判断でしたが、これは大ヒットだと思います。
飯田)アメリカにも、世界にも先んじて日本が動いたというのは、いままではなかったですよね。
須田)そうですね。スピーディで小回りの効いたこういう対応は。
飯田)どこかがやったら、それに乗っかってという形が多かったけれども。
須田)役所主導ではできなかったのではないかと思います。
飯田)そういうことをしたら、誰が責任を取るのか、とか、どういう法律があるのか、ということになってしまう。
須田)「いまの仕組みではできない」などですね。
飯田)できない理由はいくらでも探せるわけですからね。
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