静岡・熱海市の土石流 警戒アラームが鳴るなかで進む救助活動

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ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(7月5日放送)では、土石流の被害を受けた静岡県熱海市の現在の状況について、静岡放送報道部の熊坂良記者がレポートした。

大規模な土石流が発生した現場=2021年7月3日午後4時57分、静岡県熱海市伊豆山 写真提供:共同通信社

静岡県熱海市の土石流被害~現在の状況

静岡県熱海市伊豆山地区で発生した土石流の被害を受けて、現地では警察や消防、自衛隊による救助活動が続いている。依然として安否のわからない人も多く、7月5日も引き続き救助活動が行われる。

(※編集部注:2021年7月5日午前現在の状況)

飯田)7月3日午前10時半ごろに発生した土石流ですが、130棟の建物が被害を受け、これまでに3人の方が亡くなったのが確認されております。伊豆山地区は、熱海駅から北に1.5キロほどの位置だと言うことですが、現地の様子を、静岡放送報道部の熊坂良記者に伺います。発災後に現地に入られたのでしょうか?

熊坂)発災当日の夕方に入りまして、本日(5日)も現場に来ております。

飯田)いまお天気はいかがですか?

熊坂)発災以降、雨が降ったり止んだりしていたのですが、いまは曇り空が広がっていて、雨は降っていません。

飯田)3日の夕方辺りから入られたとなると、雨が強かったり弱かったりを繰り返している時期でしたよね。

熊坂)そうですね。雨で土砂がぬかるんでいるので、救助活動にもかなり影響が出ているように感じました。

急斜面が多く、入り組んだ熱海の地形

飯田)熱海は坂の多い地形でこれまでも有名でしたが、土砂災害に関しては以前から警戒されていたのでしょうか?

熊坂)私は熱海市の隣の三島市出身で、熱海は縁のある街だったのですが、改めて取材をしてみると、急斜面が多く、地形としても入り組んでいる場所が多くあります。もしかしたら、このような土砂災害がいつ起こってもおかしくない状況だったのかも知れません。

飯田)救助活動を取材されていると思いますが、地元の皆さんからは、どのような声を聞きますか?

熊坂)土石流が流れ込んだ場所に偶然いた新聞配達の方に、4日にお話を伺いました。「急なできごとで本当にびっくりした」と。しかし、「発生当時、ゆっくり土砂が流れ込んでいたので、大丈夫かなという印象があったけれども、その後、テレビや新聞で改めて被害の光景を見て、胸が苦しくなった」と話されていました。

いきなり襲って来た土石流

飯田)当日は夜中から朝にかけて、激しく雨が降っていたと記憶しているのですが、ピークが過ぎたあとに土石流が起きたという報道がありますけれども、現地の実感としてはいかがですか?

熊坂)発生当時、午前中は静岡市にある安倍川というところで取材をしていました。そのときも静岡市内、県内なのですが、雨が降ったり止んだりしている状況でした。土石流がいきなり流れ込んだツイッターの映像がありますが、そのときは比較的雨は止んでいる様子でしたので、いつ起こるかわからない状況だったのだと思います。

今後も豪雨の心配がある熱海

飯田)スタジオにはジャーナリストの須田慎一郎さんもいらっしゃいます。

ジャーナリスト・須田慎一郎)ここ最近の静岡県というと、梅雨前線などの影響を受けて、かなり線状降水帯が発生していたように思えます。今後、また豪雨の心配があるのですけれども、それに対する備えは現状、どうなっているのでしょうか?

熊坂)皆さん、土石流によって意識が変わったと思うのですが、そばで見ていると、まだ復旧できていない辛い現状ですので、そこまで目を向けられていない状況だと思います。

飯田)避難所なども取材されていると思いますが、いま必要なものは何でしょうか?

熊坂)私は避難所よりも現場にいる時間が長く、皆さんの声をなかなか聞く機会がないのですが、多くの方が避難されているので、生活面などが日常に戻るには、時間がかかるように思います。

行方不明者の把握はまだ難しい

飯田)報道では、住民基本台帳に照らし合わせて、連絡の取れない方を1軒1軒確認しながら作業しているということも聞きますが、その辺りの地域は1人暮らしのお年寄りが多いような地域なのでしょうか?

熊坂)私は改めて5日朝に現場近くへ入りましたが、住宅地が入り組んでいる場所ですので、行方不明者の人数が上がっていると思いますけれど、その把握は難しい状況です。

飯田)まだ雨が降り続くというなかで、きょうの活動の様子はいかがですか?

警戒アラームの鳴るなかでの救助活動

熊坂)6時から警察の方なども含めた活動が始まっています。私の目の前でも、20人近くの方が救助活動に励んでおります。

飯田)きょうは曇りだということですが、明日以降、また梅雨前線が南に下がって来るという予報も出ています。雨の状況を見ながら作業という形になりますか?

熊坂)そうですね。やはり救助活動にも雨の影響が出ているように感じます。町に流れ込んだ土砂がかなりぬかるんでいるので、救助されている方は足首から腰の辺りまで浸かっての作業となります。やはり雨は大きな影響を及ぼしていると感じました。

飯田)取材をするにしても、安全を確保しながらの取材となりますね。

熊坂)作業中に土砂災害発生の危険を知らせるアラームが鳴る機会がありました。そのメールのアラームが鳴ると、皆さん一斉に安全な場所を確保するなど、無理のない範囲で作業を行っていることがわかります。

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飯田浩司のOK! Cozy up!

FM93/AM1242ニッポン放送 月-金 6:00-8:00

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