韓国戦勝利後、最年少・村上宗隆の“イジリ”に、田中将大が“愛のヒザ蹴り” ~侍ジャパンに終始あった一体感

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8月4日、東京オリンピック・野球準決勝(横浜スタジアム)で、日本代表「侍ジャパン」は韓国を5-2で破り、7日の決勝進出が決定した。この試合を取材した、ニッポン放送の東京2020オリンピックレポーター・大泉健斗アナウンサーが5日のニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」に出演し、レビューした。

【東京五輪2020 野球 準決勝】<日本対韓国>試合前、円陣で声出しする日本・田中将大#18  =横浜スタジアム 撮影日:2021年08月04日 写真提供:産経新聞社

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飯田)(6回に2-2に追いつかれて)同点になって、どうなるかと思っていたのですが、(8回に山田がフェンス直撃の二塁打で3点を入れたときは)球場の雰囲気はどうでしたか?

大泉)山田哲人選手が集中力を研ぎ澄ませていて、(打球は)左中間に上がったのですが、(その瞬間)日本メディアはみんな総立ちでしたよ。

飯田)あわや満塁ホームランか、というような。

大泉)入ったと思いました。

飯田)ですよね?

大泉)はい。フェンスのいちばん上に当たったのですが、大勢来ていた韓国メディアの方々はあの1本で意気消沈という感じで、(日本側とは)けっこう対照的でした。山田哲人選手も試合の後には「チームの勝利に貢献できて嬉しい」と話していたのですが、柳田悠岐選手も、「山田哲人すげえなと思いましたよ」と話していましたね。同じチームメイトからそれぐらい言わせるというほどの活躍だったと思います。

昨日は、侍ジャパンは試合前からかなり一体感があるなと思っていまして、試合前には田中将大投手が円陣の中心で声出しをしていました。「チームの勝利のために頑張りましょう!」とひと言盛り上げていました。韓国戦の試合が終わった後で、相手の選手の前で挨拶をするではないですか。そのときにヤクルトの村上選手が田中投手に向かって「今日は声出しが良かったからね、声出しが」と言っていて、田中選手は恥ずかしそうに、“愛のヒザ蹴り”を村上選手のお尻にポンとやっていたのがすごく印象的でした。

飯田)村上選手はまだ若いですよね。20歳ぐらいですよね?

大泉)そうなのですよ(最年少の21歳)。ただ、もうチーム最年長ぐらいの風格がありますからね。

飯田)そうか、なるほど。しかし、やはり国際試合だなと思うのは、韓国チームがチャレンジをしてきたりとか、判定に対して疑問を投げかけたりとか、伊藤大海選手のロジンバッグの扱い方で「粉をつけすぎなのではないか」とか、けっこう心理戦を仕掛けてくるよな? と、我々としてはムムっと思ってしまうところがありました。それに対して選手たちはどうでしたか?

大泉)皆さん本当に落ち着いていたと思いますね。特に近藤選手が駆け抜けた後に、ダブルプレー崩れでそのときにフェアゾーンに少し入って、1塁ベースに戻りかけたときに韓国選手がタッチをしてアピールプレイをしたという場面がありました。あれなども「何が起こったのかな?」という感じで我々は見ていて、選手たちも「あれはセーフだろう」という表情をしていました。すごく緊張感がありましたね。アメリカ戦のときよりも、そしてスタッフの方も、ピリついていた感じがありました。

飯田)なるほど。いろいろなものを背負うし、相手も何をやってくるかわからないぞという、気の抜けなさのような雰囲気は球場のなかにもありましたか?

大泉)ものすごくありましたね。一挙手一投足に対して、絶対に隙を見せないぞ、という侍ジャパンの選手たちの表情とかが窺えましたね。

飯田)なるほど。7日の決勝戦も非常に楽しみです。

※21:50一部修正

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