8月3日、東京オリンピック・サッカー男子準決勝(埼玉スタジアム)日本-スペインは、0-0で迎えた延長後半10分に1点を奪われて敗れ、史上初の決勝進出はならなかった。この試合を取材した、ニッポン放送の東京2020オリンピックレポーター・大泉健斗アナウンサーが4日のニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」に出演し、レビューした。
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飯田浩司アナウンサー)サッカー男子準決勝、スペインと対戦した日本。「入ってしまった」ですよね。
新行市佳アナウンサー)でも、文句なしのシュートでしたよね。
飯田)まあ、本当にそうですね。現場ではどう見たのでしょうか。TOKYO2020オリンピックレポーター大泉健斗アナウンサー、どうですか。
大泉)マルコ・アセンシオ選手のシュートは本当に完璧でしたよね。延長に入って115分でのシュートだったのですけれども、あれが入った瞬間に日本のメディアはみんな頭を抱えて、下を向いてしまいましたね。やはりそれだけスペインの選手のクオリティの高さというのが、試合全体を通じて表れていたと思います。森保一監督も試合が終わったあとに、最後にクオリティの差を感じたということを、やはり話していました。ただ、日本もゴールキーパーの谷晃生選手や、酒井宏樹選手であったり吉田麻也選手であったりとか本当に堅い守備で、あの無敵艦隊スペインに対して点を与えていなかったというのはこれはものすごいことだと思います。
新行)これは大きな収穫になりそうですか?
大泉)本当に今後の日本サッカー界にとって、これだけの堅い守備をスペイン相手にできたというのは、アンダー世代もそうですしアンダー世代がA代表になったとき今後ワールドカップなどですごく活きてくると思います。すごく印象的だったのが、試合が終わったあとに久保建英選手がベンチの前に体育座りをして一点を見つめたまま5分間くらいピクリとも動かなかったのですよ。
飯田)久保選手は、「今回はあえてビックマウスになるのだ」と言って、「俺が決めて俺が勝たせる」と言っていましたもんね。
大泉)今回久保選手は枠内シュートもありましたし、点を決めるのであれば久保選手かなと見ていたのですが、やはりそこは無敵艦隊スペインの守備力の高さというので、強かったですね。
飯田)まだ銅メダル争いの3位決定戦もありますし、前を向いていきましょう。