「そんなに慌てないで」“関根潤三流”のんびりだけどちゃんと計算されていた時間管理

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ショウアップナイター エピソード55
<エピソード25~関根潤三と土橋正幸のタイムマネジメントは正反対~>

~今年2021年、放送開始から「55周年」のシーズンを迎えたニッポン放送「ショウアップナイター」。これを記念し、中継だけでは届けきれない取材情報や解説陣の“ここだけの話”など、「55」のエピソードを紹介していく連載企画~

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ショウアップナイター実況担当の宮田統樹アナウンサーが、関根潤三と土橋正幸の対照的な時間管理について語った。

野球評論家・関根潤三氏 写真提供:産経新聞社

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今年2021年に55周年を迎えるニッポン放送ショウアップナイター。その実況担当であるニッポン放送の宮田統樹アナウンサーが、対照的であったという2人……ショウアップナイター解説者であった関根潤三と土橋正幸について語った。

「出張で甲子園球場に行くとき、必ず東京駅で解説者の方と待ち合わせをしていましたが、その待ち合わせ時間も対照的でした。例えば13時発の新幹線で行く場合、早めに行って関根さんをお待ちするのですが12時55分になっても関根さんは来ないのです。ものすごく心配になるのですが、あの頃は携帯電話なんてないし連絡する手段がありません。そして2~3分前になるとホームの階段をあがってきて、そこでようやく僕はホッとする訳です。当時はだいたい3泊4日の出張でしたが、荷物はボストンバックよりも二回りくらい小さい本当に小さなバッグ1つ。下着だけ入っている感じでしょうね。きっと。それを持ちながら『まだ大丈夫だね』と言って来ていましたね。

帰りも関根さんのホテルの部屋までお迎えに行っていました。大阪のホテルから車で新大阪に向かうのですが、ホテルでも関根さんのゆったりスタイルは変わりません。『宮田くん、新幹線何時だっけ?まだ間に合うよね』と聞かれると、時間ギリギリなのですが、私は『はい、間に合います』と答えるしかありません。部屋の窓際で左側の靴下を履き、それからドアの付近まで移動しながら右足の靴下を履いていましたね。僕も電車に乗り遅れられないというプレッシャーからか、その頃からせっかちになっていまして関根さんを急かすと『まだ大丈夫だよね、宮田くん。そんなに慌てないで』なんて言う訳です。でもね、のんびりだけどちゃんと間に合うように計算されているわけ。結局一度も時間に遅れたことはありませんでした。だからピッチングもそうだったのでしょうね。

関根さんに『現役時代、試合が終わってからバスに乗り遅れたことないのですか?』と聞いた事がありましたが、やはり『ないね』と答えられていましたね。関根さんの行き帰りのギリギリの行動は選手の間でも有名だったみたいで関根さんを真似た選手がいたらしく、案の定その選手はバスに乗り遅れたんだって(笑)」

ニッポン放送 宮田統樹アナウンサー

ニッポン放送 宮田統樹アナウンサー

「そして土橋正幸さんですが、この方は東京・浅草の生まれで絵に描いたような江戸っ子。新幹線の出発時間の15分前には到着していないといけませんでした。最初の頃、10分前に僕が到着するとすでに土橋さんが到着しており『お宮、遅いよ。ダメだよ、もっと早く来ないと、遅れちゃうじゃないか』って怒られるわけ(笑)。この人は本当に行動が早め。麻雀をやっている時も『お宮、遅いな~。一風呂浴びてくるぞ、早くやれ、命までとらないから』なんてよく言われていました。関根さん、土橋さんは本当に対照的で面白かったなと思います。今では楽しかった思い出です」

ショウアップナイター エピソード55

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連載情報

ショウアップナイター エピソード55

ニッポン放送「ショウアップナイター」55周年を記念し、中継だけでは届けきれない取材情報や解説陣の“ここだけの話”など、「55」のエピソードを紹介していく

2021年、放送開始から『55周年』のシーズンを迎えるニッポン放送の看板プロ野球中継番組「ニッポン放送ショウアップナイター」。記念となる一年に『55!!(GoGo!!)みんなのプロ野球 』をシーズンキャッチとして、55 周年にちなみ55の企画をお届けしていく。
ニッポン放送ショウアップナイターHP:https://baseballking.jp/showup


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