11月14日(日)深夜、バーチャルMC・一翔剣(吉田尚記アナウンサー)がパーソナリティを務めるラジオ番組『ミューコミVR』(ニッポン放送・毎週日曜日23時30分~)が放送。吉田が、西炯子による漫画作品『たーたん』のおすすめポイント3つを紹介した。
番組内では、コーナー『サポーターズVR by 小学館』を展開。こちらは、年間500冊以上マンガを読んでいるという吉田が、今誰かにオススメしたい作品を紹介するコーナーとなっており、今回は『たーたん』をピックアップ。この作品は、女性経験の全くない28歳の上田敦が、重い罪を犯した友人から赤ん坊・鈴を預かるところから始まり、それから15年間、女性経験のないまま鈴を娘として受け入れ、出生について娘に何も話すことなく懸命に育てる。何も知らない鈴と、「たーたん(=お父さん)」と呼ばれ父として過ごす上田。これはそんな2人のやり取りを描いた、ワケあり父娘の心ヒリヒリコメディとなっている。
今回吉田は、アイドルグループ・GEMS COMPANYの星菜日向夏と赤羽ユキノをゲストに迎え、この漫画のおすすめポイント3つを解説した。
吉田:おすすめポイントその1は「“しっかりした”中学生と“しっかりしていない”大人」。鈴ちゃんは15歳で本当のお父さんのことを知らず、一緒にいる「たーたん」のことを本当のお父さんだと思ってるんですけど。その15歳の鈴ちゃんが、めちゃくちゃできる子なの。家事もこなしていて友達からの信頼も厚い上に、いじめられっ子とかいたら助けに行っちゃうような。全然勉強する時間ないはずなのに、要領よくてめちゃくちゃ勉強できる。なおかつ美少女で、原宿歩いていたら即スカウトされる、みたいな。そんな子が出てくるのに対し、お父さんは基本的に発泡酒飲みながらソファーで寝ちゃってお尻出しっぱなしみたいな。日本にこういう親子って、きっといっぱいいるんだろうなって思うんですよ。
星菜&赤羽:うんうん!
吉田:おすすめポイントその2は「だけどモテる」。これ全然モテなそうじゃないですか。「たーたん」は運送会社で働いていて、基本的に女性経験ないんですけど。若い女の子が入ってきて、その子が、別に誰かを彼氏にするわけじゃないのに、営業所中の男が全員(自分に)惚れてる状態を作ろうとする。それを、(惚れさせた男の)スタンプラリーとして押すんですよ。そういう性格のキャラクターを出してるんです。そういう社会的にエッジの立ったところが、わりと入ってきてる作品です。でも、いくらやっても「たーたん」がなびかなかったら、逆にその女の子が、「たーたん」のことを若干好きになっちゃうんです。
星菜&赤羽&ZOC・西井万理那(パートナー):あ~~!
吉田:おすすめポイントその3は「大人が読める少女漫画」。少女漫画読んだときって、すごいヒリヒリする感じになるじゃないですか。これも読んでる最中ずっとヒリヒリするんですよ。で、第5巻で、最初から出てる問題の、結構でっかいところに踏み込んでて。どうなるのかですが、実のお父さんが出てこないわけないんですよ、この物語は。すごい登場の仕方をして、すごい関係になってるんですよ、今。で、どうなる!?ってところですね。
この漫画『たーたん』は、現在『ビッグコミックオリジナル』にて連載中で、コミックスは最新5巻までが発売中となっている。実の父親が出てきて以降の話は最新巻の5巻でもまだ分からないそうで、吉田は「この先がとても気になる漫画」と語っていた。
番組情報
ニッポン放送初のVRアナウンサー「一翔剣(いっしょう・けん)」がお届けする、カルチャー・エンタメプログラム。YouTube Live上に『VR』空間を展開し、60分のラジオ番組を同時生配信! 一翔剣は、2019年に"HoneyWorks"ヤマコ氏のデザインによるVRアナウンサーとして活動開始。今回、アイドル・アーティストとして活動する西井万理那、末吉9太郎を番組パートナーに迎え、『VR』空間でコラボレーションしていく!!