10月17日(日)深夜、バーチャルMC・一翔剣(吉田尚記アナウンサー)がパーソナリティを務めるラジオ番組『ミューコミVR』(ニッポン放送・毎週日曜日23時30分~)が放送。吉田が、津村マミによる漫画作品『コタローは1人暮らし』のおすすめポイント3つを紹介した。
番組内では、コーナー『サポーターズVR by 小学館』を展開。こちらは、年間500冊以上マンガを読んでいるという吉田が、今誰かにオススメしたい作品を紹介するコーナーとなっており、今回は『コタローは1人暮らし』をピックアップ。4歳の少年・コタローが、4歳とは思えない生活力を発揮して1人暮らしをする中で、ほかの住人たちとのやり取りを描いていく“笑って泣けるアパートメントコメディ”となっている。
今回吉田は、アイドルグループ・GEMS COMPANYの奈日抽ねね(なにぬ ねね)と水科葵(みずしな あおい)をゲストに迎え、この漫画のおすすめポイント3つを解説した。
吉田:おすすめポイントその1は「スーパー幼稚園児」。まず、自炊とか掃除とか全部完璧なんですよ。いろんな事情で、週に1回生活費を持ってきてくれる人がいるんですけど、その人にお土産とか買ってわざわざ持たせてあげたりするし、お父さんお母さんが帰ってこなくてクラスで1人で泣いてる子とかがいると、その子のことをケアしてあげる。コタローがスーパー幼稚園児で、スーパー男前なんですよ。だけど、そのコタローが1人で暮らしているってことは、4歳の子にとって大変なはずじゃないですか?
ZOC・西井万理那(パートナー):それは間違いない。
吉田:おすすめポイントその2は「コタローが泣かない」。1人暮らししてるから、結構大変な目に遭うんですよ。私はまだ事情を説明しませんけど、読み進めていくと、コタロー君にはこういう事情があって1人暮らししてるんだっていう、そういう理由があるんです。その理由を聞くと、みんなが「えっ」て思っちゃうんだけど、コタローは基本的に泣かない。無表情なんですよ。ものすごく社会性を感じることをやってもドヤったりしないし、全部、ポーカーフェイスでこなし続けるんですよ。だからこそ周りが(見ていて)すごく心配になってくるというか……なんか、人情ものにしてこないんですよね。子供が泣いたら(読み手も)泣いちゃうんだけど、よくよく考えるとすごく人情に刺さるんだけど、泣かせにはこない。そういう作品なんですよ。
CUBERS・末吉9太郎(パートナー):……だから(コタローは本当は)無理してるんじゃないかなぁ~。
吉田:だから周りに住んでる大人、特に隣に住んでる狩野君っていうのがいるんですけど、狩野君とかは、めちゃめちゃコタローの世話を焼いてくれるんですよ。
西井&奈日抽&水科:へぇ~!
吉田:おすすめポイントその3は「大人がみんな不完全」。なんか、その狩野君とかも、売れっ子漫画家とかじゃなくて、全然ダメな人なんですよ。部屋も全然片付けてないけど、コタローのおかげで「なんか片付けなきゃな……」とか思うようになるんだよね。(同じアパートに)一緒に住んでいるほかの1人暮らしのお父さんは、実は奥さんと離婚してて子供と会えなかったりするんだけど、コタローがいるからなんか助かってたりする、みたいな。話を“泣かせ”じゃなく描くんですよ、この作品。なんかちょっと良いですよね。優しいお話です。
吉田が紹介した作品『コタローは1人暮らし』はビッグコミックスペリオールにて連載中で、現在コミックスが8巻まで絶賛発売中となっている。また、来年春にアニメ化されることも決定。詳しくは、公式サイトでチェックすることができる。
番組情報
ニッポン放送初のVRアナウンサー「一翔剣(いっしょう・けん)」がお届けする、カルチャー・エンタメプログラム。YouTube Live上に『VR』空間を展開し、60分のラジオ番組を同時生配信! 一翔剣は、2019年に"HoneyWorks"ヤマコ氏のデザインによるVRアナウンサーとして活動開始。今回、アイドル・アーティストとして活動する西井万理那、末吉9太郎を番組パートナーに迎え、『VR』空間でコラボレーションしていく!!