9月19日(日)深夜、バーチャルMC・一翔剣(吉田尚記アナウンサー)がパーソナリティを務めるラジオ番組『ミューコミVR』(ニッポン放送・毎週日曜日23時30分~)が放送。吉田が、20人の人気漫画家が描いたオムニバス漫画作品『もしも、東京』のおすすめポイント3つを紹介した。
番組内では、コーナー『サポーターズVR by 小学館』を展開。こちらは、年間500冊以上マンガを読んでいるという吉田が、今誰かにオススメしたい作品を紹介するコーナーとなっており、今回は『もしも、東京』をピックアップ。この漫画は、石塚真一や浅野いにおら20人の漫画家が手掛けたオムニバス作品で、それぞれが“東京”をテーマに描いた漫画を集めた1冊となっている。
今回は吉田が、VTuberのレヴィ・エリファをゲストに迎え、この漫画のおすすめポイント3つを解説した。
吉田:おすすめポイントその1は「漫画日本代表」。浅野いにおさん、安倍夜郎さん、石黒正数さん、石塚真一さん、市川春子さん、岩本ナオさん、太田垣康男さん、大童澄瞳さん、奥浩哉さん、小畑友紀さん、黒田硫黄さん、咲坂伊緒さん、出水ぽすかさん、萩尾望都さん、昌原光一さん、松井優征さん、松本大洋さん、望月ミネタロウさん、山下和美さん、吉田戦車さんっていう、漫画の好きな人から見ると、第一線中の第一線の人しかいないじゃんっていうメンバーなんですよ。私はこの20人中19人の方の単行本持ってるんですが、でも普通に考えて20人分の漫画ってまぁなかなか買わないよね。今、一番すごい人たちの漫画がここに揃ってるんです。
レヴィ:へぇ~!いいなぁ!
吉田:おすすめポイントその2は「日本代表の技の博覧会」。これはどういうことかというと、例えば普段松井優征さんとかは、面白おかしい歴史ものとか描いてるわけじゃないですか。だからストーリーもギャグになってて面白いけど、ちゃんと(『もしも、東京』の)松井優征さん(の漫画)はギャグなのね。東京のストーリーなのに、ギャグもので描いてたりするんですよ。岩本ナオさんとかって、本当にすごく不思議な物語で、神様とかを描く人が、ちゃんと東京に神様がいたらみたいな物語を描いてるんですよ。吉田戦車さんとかって、なんかちょっとひなびた感じのある絵を描くじゃないですか。その吉田戦車さんが東京のプレハブ小屋を描いていたりとか。漫画家さんって、やっぱり磨きに磨かれて自分の芸を身につけてるじゃないですか。それの、(技術を活かした)真正面からのストーリー描いてるんですよ。本当にすごい“技の博覧会”になってる。
レヴィ:え~すごい!
吉田:おすすめポイントその3は「全員東京について何か言いたくなる」。これね、(漫画家によって)1人1人取り上げてるところが全然違うんですよ。新宿とか取り上げてる人もいれば、大井町とか取り上げてる人もいて。それぞれがみんな、自分なりの“東京”の話をしてるのね。やっぱり、東京といえばみたいなイメージありますよね。「この街には、こんな思い出がある」みたいな。そういうのを(読んだ人が)めっちゃ言いたくなる。やっぱり“東京”っていうテーマは、面白いんだなと思いました。
現在発売中の漫画『もしも、東京』について語った吉田。この作品はB5判で全358ページの大ボリュームとなっており、吉田は「20人の漫画家さんの一番の得意技が見られる本と考えたら、こんなお得な本はない」と熱烈に語っていた
番組情報
ニッポン放送初のVRアナウンサー「一翔剣(いっしょう・けん)」がお届けする、カルチャー・エンタメプログラム。YouTube Live上に『VR』空間を展開し、60分のラジオ番組を同時生配信! 一翔剣は、2019年に"HoneyWorks"ヤマコ氏のデザインによるVRアナウンサーとして活動開始。今回、アイドル・アーティストとして活動する西井万理那、末吉9太郎を番組パートナーに迎え、『VR』空間でコラボレーションしていく!!