ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(12月9日放送)にジャーナリストの鈴木哲夫が出演。小池都知事が「同性パートナーシップ制度」を令和4年度内に導入することを示したというニュースについて解説した。
東京都が「同性パートナーシップ制度」導入へ
東京都の小池百合子知事は12月7日、LGBTなど性的少数者のカップルを公的に認める「同性パートナーシップ制度」を令和4年度内に導入する考えを、開会中の都議会本会議で明らかにした。
飯田)都議会の本会議が開かれていますが、12月7日に明らかにしたということです。こうした制度も、国より先取りでやって行くという感じですか?
鈴木)この件については、小池都知事は以前から触れていたので、それをいよいよ具体化させる段階なのでしょうが、何となく「小池百合子が動き出したな」という感じがしませんか?
飯田)一時期は休んでいたし、重病説も出ていましたが。
鈴木)あの記事には怒っていたようです。復帰して来たときの「皆さんどうなさったの?」という言葉。「出た!」と思いませんでしたか?
飯田)第一声でジャブを浴びせて来るという。
鈴木)パートナーシップ制度についても「やるぞ」という感じなのだけれど、既に小池流というか、政府に喧嘩を売っているところがあったのです。11月29日に岸田総理のところに行ったでしょう。このときニュースになったのは、「オミクロン株が出て来たから水際対策をやってくれ」ということでした。
飯田)それがニュースのメインでした。
「ワクチンを前倒しで打てるように」と東京都独自のデータを持って訴えた
鈴木)その次くらいに取り上げられていたのは、「ワクチンを前倒しで打てるようにしてくれ」ということだったのです。ただの要望ではなく、東京都が独自に調べた、2回ワクチンを打った人がどのくらい時間が経つと抗体が……。
飯田)ある意味で減ってしまうかどうか。
鈴木)それを東京都で独自に調べているのです。独自に調べたデータを持って、「7ヵ月経ったらこんなに減っていますよ。だから8ヵ月では遅いのです。7ヵ月で打てるようにしてください」と。
飯田)そうですか。
鈴木)私はその場にいなかったけれど、勝手な私のイメージでは、岸田さんはそれを言われて、「アワアワアワ」となって行った。
飯田)イメージでは。
鈴木)関係者に聞いてみると、なかなか在庫確保の見通しが立たないから、国としては「8ヵ月」と言って防御していた部分がある。そこへ、小池さんが「全国の自治体が早くと言っているでしょう。独自の調査もあるから」と迫った。「小池さんのペースでやり始めたな」ということを、強く感じました。
飯田)小池さん本来のペースで。
鈴木)ただ、一方で、今回の休みが約4週間と長かったでしょう。本当に体調はどうなのかと。「過労」と言っていたけれど、もう少し詳しい説明があれば、よりよかったと思います。そういうことも含みながら、小池さんらしい動きが出て来たのではないでしょうか。
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