12月12日(日)、スポーツライター金子達仁がメインパーソナリティを務めるラジオ番組「The Deep」(ニッポン放送・毎週日曜20時~)が放送された。今回は、元7人制ラグビー女子日本代表、桑井亜乃が出演。自身のラグビー人生を語った。
一流アスリートたちをゲストに迎え、スポーツの面白さや、アスリートの心の奥底にある想いを届けていく番組となっている、「TheDeep」。今回は、桑井亜乃が現役を引退した今、ラグビー選手時代を振り返り当時のオリンピックへの想いを語った。
金子:引退ホヤホヤと言ってもいい桑井さんなんですよね。生活とか変わりました?
桑井:生活はもう本当にだいぶ変わりました。会社も8月末で退職させてもらって。
金子:人生変わっちゃいましたね。
桑井:そうですね。ただ、その中でもやっぱり好きなことをさせてもらっているという実感があります。
金子:22歳でラグビーを始めてからおよそ9年半。どんなラグビー人生でしたか?
桑井:年を重ねるごとにラグビーにどんどんハマっていく自分がいて、ラグビーが大好きになっていくんですよ。それは結果の良し悪しに関係なく。ラグビーを引退してからどうしようか考えた時には、結局ラグビーに携わりたい、もっとラグビーの事を知りたいと思い、次の選択(レフェリーとして2024年のパリ・オリンピックを目指す)をしました。
金子:そこまでラグビーに惚れ込んでしまう自分を、22歳の時の桑井さんは予想できていました?
桑井:全然できていなかったかと思います。最初、オリンピックに出たいという想いがあったので、2016年オリンピックの達成が出来た時にやめるかもしれないと思っていて。2016年のリオまでの事しか正直考えていなかったです。22歳の時は。
金子:ラグビーというより、オリンピックが大きかったんですね。もちろんラグビーも大きかったんでしょうけれど。
桑井:始めるきっかけとしては、小さいときから、オリンピックに出たいという夢があって。ちょうど(オリンピックがあった)2012年は、私の強化が始まったばかりの時期だったんです。2011年から強化が始まったので、その波に乗ったというか。正直、オリンピックがなかったら始めていなかったかもしれないです。
桑井の故郷、北海道幕別町から数々のオリンピック選手が輩出されていることから、町内のマラソン大会にまで話が及ぶ場面も。リスナーからの質問のコーナーでは、15人制ラグビーの楽しさについても語った。桑井のオリンピックに対する思いを聞き、胸が熱くなった様子の金子であった。
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番組情報
スポーツライターとして幅広く活躍する金子達仁が一流アスリートたちをゲストに迎え、“心の奥底にある想い”を聴くラジオ番組です。アスリートたちの対談を通し、ここでしか聴く事のできない“Deep”な想いと知られざるエピソードに迫っていきます。
また、オンエアでは聴く事ができなかった部分をディレクターズカット版としてPodcastコンテンツとして配信していきます。