11月7日(日)、スポーツライター金子達仁がメインパーソナリティを務めるラジオ番組「The Deep」(ニッポン放送・毎週日曜20時~)がスタート。初回のゲストとして、テニスプレイヤー伊達公子が出演し、世界を本気で目指すテニスのジュニア育成プロジェクトについて語った。
一流アスリートたちをゲストに迎え、スポーツの面白さや、アスリートの心の奥底にある想いを届けていく番組となっている、「TheDeep」。
初回のゲストとしては、テニスプレイヤー伊達公子。金子が人生初の取材をしたのが伊達だったという深い縁がある2人ということで、いわば金子の原点ともいえる相手との再会が実現した。伊達は、世界を本気で目指すテニスのジュニア育成プロジェクトについて語った。
金子:伊達さんが育成に携わると聞いたら、我先にうちの子お願いしますモードに入ると思うんですよ。でももちろん全員は入れない。どうやってチョイスしたんですか?
伊達:まずは、書類ですよね。
金子:どんなことを書くんですか?
伊達:色んなことですよ。例えば、両親の身長も大事。私は164cmで、世界に行くと小さい方になってしまう。戦っていく上でパワーやスピード、体格の違いで苦しみました。ましてや今の時代は当時よりフィジカルがかなり上がってきている。なおさら体はある程度、大きいに越したことはない。
金子:実技では?
伊達:まずは、特にこちら側からは言わないです。普段通りにしてもらう。自主性があるかとか、私が言うと説得力無いですけど、協調性がどんなもんなのかとか。普段通りのものを見た中で、際立つものがどういうポイントにあるのかを見る。実は、ショットがうまく打てるかとか、そういうのはあまり見ていないですね。
金子:ショットのセンスは早い段階では重視をしていないと。
伊達:全く見ないわけではないんですけどね。今うまく打てているから良いっていう判断にはならない。ある程度癖が少ないとか。癖が良い方向であれば問題ないのですが、この癖は直さないと世界にいった時厳しいだろうなとか。基準はとにかく世界にいくことなので。私が見ているのは、世界に行った時に発揮できるものを持っているかどうか。そこですね。
世界を目指すには、日本のおけるジュニアのテニス大会がまだまだ少ないと話し、愛媛に新設したジュニア大会の話をする場面も。
さらに、リスナーからの質問で、試合時のげん担ぎについても答えた。伊達の書籍を書いたこともあり、彼女のことはよく知っているつもりであった金子。しかし、まだまだ知らない引き出しがたくさんあると言い、話が尽きなかった。
Podcast版での聴取はこちらから。
番組情報
スポーツライターとして幅広く活躍する金子達仁が一流アスリートたちをゲストに迎え、“心の奥底にある想い”を聴くラジオ番組です。アスリートたちの対談を通し、ここでしか聴く事のできない“Deep”な想いと知られざるエピソードに迫っていきます。
また、オンエアでは聴く事ができなかった部分をディレクターズカット版としてPodcastコンテンツとして配信していきます。