ニコニコと笑顔で飛ぶ 葛西選手のジャンプ
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黒木瞳がパーソナリティを務めるニッポン放送「あさナビ」に国際スポーツジャーナリストの岩瀬よしふみが出演。日本のスキージャンプの強さ、また葛西選手のジャンプについて語った。
黒木瞳が、さまざまなジャンルの“プロフェッショナル”に朝の活力になる話を訊く「あさナビ」。1月10日(月)~1月14日(金)のゲストは国際スポーツジャーナリストの岩瀬よしふみ。2日目は、笑顔で飛ぶ葛西選手のジャンプについて---
黒木)日本のスキージャンプは世界のなかでもかなり強いそうですね。
岩瀬)強いですね。個性がありすぎるのです。
黒木)選手それぞれの方に。
岩瀬)ドイツ、ノルウェー、フィンランドなどは、「この技術をやりましょう」と決めるのですけれども、日本選手の場合は、「まず自由に飛んで」と言います。背が大きい選手もいれば、小さい選手もいますが、それぞれの能力が全然違うので、個性をまず大事にする。
黒木)日本の場合は。
岩瀬)風が悪くても飛べる選手もいます。他のチームは全滅することがありますけれども、日本選手は1人、2人は残るのです。
黒木)それぞれの選手が特技をお持ちなのですね。
岩瀬)それが強みですね。ドイツなどは調子いいときには、10位以内に3人~4人入ることありますけれども、ダメなときは全然、1人しか入らないこともあります。日本の場合は必ず3人以上入ります。
黒木)岩瀬さんは、どのようなところにスキージャンプの魅力を感じていらっしゃいますか?
岩瀬)ニコニコと笑顔で飛ぶ選手いるのですよ。葛西選手などはすごかったですね。まだルール改正される前はスキーから下に首が出て、ニコニコ笑っているのです。写真を撮っていても。あとから聞いてみると、飛距離がすごく出て、優勝できるのがわかるので嬉しくて笑ってしまったと。
黒木)どのあたりまで飛んでいるかわかるのですね。着地が。
岩瀬)そういう写真が撮れたりしますと、こちらも嬉しくなりますよね。
黒木)着地する前に笑顔でらっしゃるということですよね。
岩瀬)しかもスキーが前にあると守られている感じがしますが、スキーが後ろにあって、上半身が下に出ている状態で、笑顔で飛ぶ。すごかったですね。あのころは。
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岩瀬よしふみ(いわせ・よしふみ)/国際スポーツジャーナリスト
■1959年生まれ。立正大学文学部地理学科卒業。
■スキー月刊誌・編集長を経て、スポーツジャーナリストとして活躍。
■1998年・長野五輪ではフィランドチームの公式プレスコーディネーター、2007年・札幌世界選手権でフォトコーディネーターを務めた。
■冬季五輪や世界選手権で何度も海外取材。スキーにおけるスポーツジャーナリストとして活躍する日本の第一人者。
■また夏場には大学野球と高校野球、ラグビーやアメリカンフットボールなどの取材活動も行っている。
番組情報
毎朝、さまざまなジャンルのプロフェッショナルをお迎えして、朝の活力になるお話をうかがっていく「あさナビ」。ナビゲーター:黒木瞳