『マンガ大賞2022』第3位!“ゆるいけど優しすぎない”阿佐ヶ谷が舞台の漫画『ひらやすみ』の魅力

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5月1日(日)深夜、バーチャルMC・一翔剣(吉田尚記アナウンサー)がパーソナリティを務めるラジオ番組『ミューコミVR』(ニッポン放送・毎週日曜日23時30分~)が放送。吉田が、真造圭伍による漫画『ひらやすみ』のおすすめポイント3つを紹介した。

『マンガ大賞2022』第3位!“ゆるいけど優しすぎない”阿佐ヶ谷が舞台の漫画『ひらやすみ』の魅力

番組内では、コーナー『サポーターズVR by 小学館』を展開。こちらは、年間500冊以上マンガを読んでいるという吉田が、今誰かにオススメしたい作品を紹介するコーナーとなっており、今回は『ひらやすみ』をピックアップ。この作品は、29歳フリーターで恋人なしのお気楽な自由人・生田ヒロトが、仲良くなった近所のおばあちゃんから一戸建ての平屋を譲り受けることになり、山形から上京してきた18歳の従姉妹と2人で暮らし始めるところから物語が始まる。

この作品は『マンガ大賞2022』で第3位を獲得。今回吉田は、VTuberのミライアカリをゲストに迎え、この漫画のおすすめポイント3つを解説した。

吉田:おすすめポイントその1は「ゆる~いけど優しすぎない」。フリーターの人が悩みなく通ってるんだけど。(従姉妹の)なつみちゃんっていう子は美大に合格して、美大に通うためにやってくるんだけど、残念ながら学校で友達を作るのに失敗するんですよ。でも「大丈夫だよ」みたいな偽善的なことは全然言わないで。友達がいなくて陽キャに飲み会に誘われたけど、酔っ払って介抱してもらえないみたいなことをリアルに描いてるんですよ。最後は誰かが救いに来てくれるんだけど、それが嘘くさくないんですよ。ストーリーが優しい。

ミライ:優しいけど現実的!

吉田:おすすめポイントその2は「阿佐ヶ谷」。中央線の沿線で、吉祥寺までの東京に近いところって、街がめっちゃのんびりしてんのよ。隙がある街の物語なのよ。阿佐ヶ谷感がすごい。

ミライ:阿佐ヶ谷が舞台なんだ!

吉田:そうそう。で、この『ひらやすみ』、この間3巻が出たんですけど。ここまでの2つを聞いて、単なる癒し系かなと思った方もいると思いますが、もう1歩深いんです。

ミライ:うんうん。

吉田:おすすめポイントその3は「物語が、すごくゆっくりだけどちゃんと動く」。つまりどう動くのかというと、1巻2巻は生活のことを丁寧に描いてるんですよ。でも3巻で、若干恋愛に踏み込み始める。じっとりしたものが、3巻で「へぇ~!」っていう(展開が訪れて)しかも「そのキャラがいくんだ?」みたいな人が、ちょっと恋愛モードに入り始めるんですよ。

ミライ:え~!

『ひらやすみ』の魅力的な要素3つを語った吉田。この作品は『週刊ビッグコミックスピリッツ』にて連載中で、現在コミックス最新第3巻が発売中。詳細は、公式サイトでチェックすることができる。

番組情報

ミューコミVR

毎週日曜日 23:30 - 24:30

番組HP

ニッポン放送初のVRアナウンサー「一翔剣(いっしょう・けん)」がお届けする、カルチャー・エンタメプログラム。YouTube Live上に『VR』空間を展開し、60分のラジオ番組を同時生配信! 一翔剣は、2019年に"HoneyWorks"ヤマコ氏のデザインによるVRアナウンサーとして活動開始。今回、アイドル・アーティストとして活動する西井万理那(ZOC)、末吉9太郎(CUBERS)を番組パートナーに迎え、『VR』空間でコラボレーションしていく!!

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