憲法改正に向かい、まずはスケジュールを立てるべき 高橋洋一
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数量政策学者の高橋洋一が7月13日、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」に出演。7月10日に投開票が行われた参議院選挙について解説した。
自公圧勝に終わった参院選
飯田)7月8日に安倍晋三元内閣総理大臣への襲撃があり、10日が参院選の投票日でした。
高橋)8日の昼に、大阪でニュースを聞きました。その夕方、ああいう形になり、大阪にいたので奈良の病院に行こうかと思ったくらいでした。しかし、それはできなかったので、翌日(7月9日)に奈良の大和西大寺の現場に行き、献花をしました。10日にはご自宅に行きました。
飯田)事件が起きた8日午後は、ほとんどの政党が選挙活動をやめたわけですが、9日は「これに屈するわけにはいかない」ということで、予定通りの選挙活動を行い、10日の投開票日を迎えた。参議院選挙の結果は、自民党63議席、公明党13議席、合わせると与党は76議席ということで、改選の過半数を大きく上回る数字になったわけです。
1人区は自民党の28勝4敗 ~いくつかの議席は安倍元総理のおかげ
高橋)いろいろな世論調査を見ていると、内閣支持率は下がっていたので、それほど大勝しないのではないかと言われていたのですが、安倍さんのこともあり、接戦の選挙区はほとんど獲りました。
飯田)1人区は。
高橋)議席のうちのいくつかは、安倍さんのおかげですよ。
憲法改正についてはまず、スケジュールを立てるべき
飯田)憲法改正についての報道が多くありました。
高橋)「3分の2」、「3分の2」と言うでしょう。それは選挙前もそうだったのです。それが維持されたということです。今回、新しく3分の2になったわけではありません。変な問題設定をしている人がいますね。
飯田)岸田さんも特番のなかでインタビューしたときには、「変える、変えないではなく、どう変えるかなのだ」とおっしゃっていましたから、ここは進めてもらわないと。
高橋)まずはスケジュールを立ててもらわないと困ります。スケジュールを立てなければ話になりません。
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