鳥谷敬が阪神タイガースに入団を決めた理由は「自分が輝くため」
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7月17日(日)、スポーツライター金子達仁がメインパーソナリティを務めるラジオ番組「The Deep」(ニッポン放送・毎週日曜20時~20時20分)が放送。元プロ野球選手・鳥谷敬が出演し、阪神に入団した理由について語った。
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金子達仁・鳥谷敬
一流アスリートたちをゲストに迎え、スポーツの面白さや、アスリートの心の奥底にある想いを届けていく番組、「The Deep」。鳥谷は阪神タイガースに16年間在籍。その後ロッテで2年間プレイし、2021年に現役を引退した。今回番組では、プロ野球人生を振り返り、ロッテに移籍後に阪神って大変なんだと気付いたというエピソードを披露した。
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鳥谷敬
金子:東京生まれで、子どもの頃に強かった西武のファンだった鳥谷さん。なぜ阪神を選ばれたんですか?
鳥谷:わかりやすく言ったら、好きな球団とかじゃなくて、就職。自分が 1番力を発揮できるのかどうかって考えた時に阪神だったっていう感じですね。
金子:なるほど。そこは、子どもの頃から阪神ファンだったけど、就職を考えたら巨人しかないって考えた、上原さん(元プロ野球選手 上原浩治)と同じですね。
鳥谷:そうですね。自分が輝くためには、どこに行くか。そう考えたときに、阪神だったって感じですね。
金子:でも、12 球団一、たくさんのメディアがついて回る。それから12球団一、熱いという言い方にしておきましょうか、ファンもついてくる。後悔したことはなかったですか、阪神?
鳥谷:最初から後悔はなくて、それが当たり前だと思っていたので。2003年優勝して2004年から入ったんですけど。もう、とんでもないことになっていて……
金子:(笑)
鳥谷:プロ野球ってこういう世界なんだと思って、16年間やってたので。そんなに、こう、「嫌だな」とか「大変だな」とは思わなくて。その後、ロッテにいって2年間プレイしたんですけど、その時に、阪神って大変なんだって気づきましたね。それまでは、ほぼ気づいてないです、大変ってことに。
金子:当たり前だったんだ。
鳥谷:それが普通だったので。ロッテに行って2年間生活している中で、もうちょっと静かにしてくれていたら、もっと活躍できたかなと思いましたね(笑) 16年間ほぼ気づいてないですね。このプレッシャー、この環境がプロ野球選手と思っているので。他を経験するまではそれが大変なこととか、良いこと、悪いことにも気付いてないので。ロッテに行ってなかったら、それが大変な事だったって気づかないまま辞めていたかもしれないですね。
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金子達仁
鳥谷に対し、マスコミ嫌いで、あまり喋らないという印象を持っていたという金子。初めて鳥谷とラジオで対談し、「目から鱗が落ちましたね」と、鳥谷の印象の違いに驚いた様子であった。
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