5月29日(日)、スポーツライター金子達仁がメインパーソナリティを務めるラジオ番組「The Deep」(ニッポン放送・毎週日曜20時~20時20分)が放送された。今回は、北京冬季五輪モーグル銅メダリスト・堀島行真選手が出演。「最低限、メダル獲得」と目標を掲げて挑んだオリンピックを振り返り、当時の心境を語った。
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金子達仁・堀島行真
一流アスリートたちをゲストに迎え、スポーツの面白さや、アスリートの心の奥底にある想いを届けていく番組、「The Deep」。堀島がメダルを獲得する難しさを体感したと共に、銅メダルが確定した時は「安堵した」と心境を明かした。
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堀島行真
金子:ワンツーではなく、 3番目のメダルでした。いろんな思いあったと思うんですよ。「満足感」であったり、「よくここまで来た」っていうのと、「届かなかった」という思いと。今振り返って、あの銅メダル。いかがでしたか?
堀島:僕は最低限メダルって言って、報道でもそういう風に言って挑んでいたので。本当にそのことが実現できて良かったなっていう。
金子:安堵?
堀島:安堵ですね。その気持ちと、実現するんだって、成功体験というか。願って取ったわけじゃなく、取りにいってとったメダルだったので。本当に手に入るんだなって感じましたね。
金子:というと、ご自身でもメダルを目標にしながら、「自分なんかに、取れるんだろうか」と半信半疑の部分もあったわけですか?
堀島:結果が出るまでは、もう本当わからないので……。どこか、ボタンを掛け間違えたら、取れなかっただろうし、途中で諦めていたら絶対に無理だっただろうし。オリンピック以前からの取り組みも含めて、銅メダルを獲得することの大変さを身に染みて感じました。
金子:めちゃくちゃいい経験ですよね。この後を考えると。
堀島:ですね。4年やってきたことを2日というか、1日の舞台だけで出し切るって、そんなに経験することではないので。オリンピック以外の大会になれば毎年やってくるし。オリンピックは、そういった意味でも、特別な感じはしていますね。
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金子達仁
金子は、堀島に対し、「もっとイケイケドンドン、お祭りな感じをイメージしていたのですが」と語り、堀島の柔らかな物腰にギャップを抱いた様子であった。今後の堀島のさらなる活躍に期待しつつ番組を締めた。
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