『令和恐慌』が日本を襲う“2つの条件” 須田慎一郎・森永卓郎が言及

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ジャーナリストの須田慎一郎が8月29日(月)、ニッポン放送『垣花正 あなたとハッピー!』に出演。経済アナリストの森永卓郎とともに、日本経済の景気回復のための施策を提言した。

世界恐慌初期の取り付け騒ぎ時にニューヨークのアメリカ連合銀行に集まった群衆 PD

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『垣花正 あなたとハッピー!』月曜日~木曜日 8時~11時30分 生放送

須田は、長期にわたって続く円安について「金利差だけでここまで円安は進みません」と指摘。「いま、国債投機家は円をどんどん売ると同時に、国債の先物を売りまくっている。いま売って安くなれば買い戻すというのを狙っている。つまり、意図的に円安誘導がされている」と、投機家の動きも円安の一因だと指摘した。

続けて「国債の先物は、最終的に現物の7年債で売り戻さなきゃならないというルールがあるので結局どこかで上がる。だから今は我慢比べの状態になっている」と、円安が続く理由について解説した。

一方、来年4月の黒田日銀総裁の任期満了に伴い、次期総裁の人事に注目が集まっている。森永は「おそらく、金融引き締め派に交代するだろうと見ている」と言及し「財政・金融同時引き締めになって、令和恐慌がやってくるのではないか」と予想した。

これを受けて須田は「その2つの条件が重なったら私も令和恐慌になると思う」と賛同したうえで「金融緩和というのはチャンス待ちの政策。金融緩和と同時に財政出動をやれば、景気回復する」と提言。

森永はその意見に賛同し「デフレから脱却するためには財政・金融同時出動は経済のイロハ。アベノミクスの時から言っていたんです」と語ると、須田は今後の政策について「10月から臨時国会が始まる。そこで岸田首相は『大型の補正予算を組む』と言っている。それがどれほどの規模なのか。10兆円~20兆円程度なら日本経済は厳しい。50兆円はないとインパクトがない。臨時国会で財務省から予算を取れるか注目したい」と見通した。

『令和恐慌』が日本を襲う“2つの条件” 須田慎一郎・森永卓郎が言及

■番組タイトル:ニッポン放送 『垣花正 あなたとハッピー!』
~3月28日から番組リニューアル。月~水曜日は森永卓郎が週に3曜日生出演。『森卓3DAYS』として、家庭の経済がプラスになるような話題や日々の性格に役立つ情報をたっぷり紹介、経済アナリストの森永の視点で解説していく。
■放送日:毎週月曜~木曜 午前8時~11時30分 生放送
■出演者:
<パーソナリティ>垣花正
<コメンテーター>森永卓郎 (月~水)、中瀬ゆかり(木)
<アシスタント>那須恵理子(月・水)、熊谷実帆(火・木)
■番組メールアドレス:happy@1242.com
■番組ハッシュタグ:#垣花正ハッピー

◆radikoタイムフリーリンク
https://radiko.jp/share/?sid=LFR&t=20220829080000

番組情報

垣花正あなたとハッピー!

FM93/AM1242ニッポン放送 月~木 8:00~11:30

番組HP

ふつーの男・沖縄県宮古島出身の垣花正がお届けする、ニッポン放送が自信と不安をもってお送りする朝のワイド番組!レギュラー・ゲストとのコンビネーションもバッチリ!今の話題をハッピーにお届けしていきます!

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