意図が見えない北朝鮮の「ミサイル発射」
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ジャーナリストの須田慎一郎が10月3日、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」に出演。北朝鮮が「核実験を含めさらなる挑発行為に出る可能性がある」とした松野官房長官の発言について解説した。
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新型大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星17」の発射実験を視察する金正恩朝鮮労働党総書記(手前)=2022年3月24日、平壌(朝鮮中央通信=共同) 写真提供:共同通信社
北朝鮮の挑発行為
飯田)北朝鮮について「核実験を含めた挑発行為の可能性がある」と、松野博一官房長官が9月26日の閣議後会見で指摘しました。北朝鮮は最近、尋常ではない頻度でミサイルを撃っています。
須田)意図がなかなか見えてきません。これまでは北朝鮮がミサイルを発射する場合、「こっちに振り向いて」というようなメッセージがあったのです。しかし現状では、その予兆すら伺うことができません。どんな意図があるのかを見極める必要があると思います。
飯田)アメリカとの間で直接やりたいというようなメッセージがあるのでしょうか?
須田)かつてはそうだったのです。ところが今回、どうもその傾向が見えない。
飯田)糸口が見えないと。その辺り、あるいは中国との関係がどうなっていくのかについても今後、注目していきたいところです。