黒木瞳がパーソナリティを務めるニッポン放送「あさナビ」(10月17日放送)にお笑いコンビのぺこぱが出演。コンビ名の由来について語った。
黒木瞳が、さまざまなジャンルの“プロフェッショナル”に朝の活力になる話を訊く「あさナビ」。10月17日(月)~10月21日(金)のゲストはお笑いコンビのぺこぱ。1日目は、コンビ名の由来について---
黒木)2019年のM-1グランプリの決勝を観ていました。ぺこぱさんの「何だろうこの人たちは?」という最初のインパクトは忘れられませんね。
松陰寺)まだ知名度がないときは、ネタ云々より「見た目のインパクトで覚えてもらわなくては」というのが先にあったので、あのメイクや奇抜な動きをしたのです。
黒木)あの動きはご自分で考えられたのですか?
松陰寺)自分で考えました。
黒木)そうなのですね。
松陰寺)紫のスーツになる前に、着物を着ている時期があったのです。その着物のときからあの動きはしていたのですけれど、なにせマイクに布がかさばる音がするので。そこからいろいろな遍歴がありました。
黒木)シュウペイさんのポーズは?
シュウペイ)僕も2018年ぐらいですかね。『おもしろ荘』(日本テレビ系)というナインティナインさんの番組に出させてもらってから、僕も相方のような、みんなに覚えてもらえるポーズが欲しいと思ったのです。
黒木)松陰寺さんのような。
シュウペイ)ネタにあったボケに、いまのシュウペイポーズに近いものがあったのです。それを自己紹介のときに使ったのが最初です。
黒木)あのポーズが出ると「おしまい」という。
松陰寺)そうですね。始まりもおしまいも。
黒木)「ぺこぱ」というお名前にはどういう由来があるのですか?
松陰寺)僕ら、もともとが「バイト先の先輩と後輩」という関係だったので、コンビを組んでしばらくは、「先輩×後輩」という名前だったのですよ。
黒木)先輩×後輩。
シュウペイ)普通。
松陰寺)めちゃくちゃ普通ですね。なかなか結果も出ないですし、インターネット検索でも全然引っかからないので「コンビ名変えようかな」という話をしていたら、赤井英和さんの娘さんの赤井沙希さんといういまプロレスをやってらっしゃるモデルの方がいらっしゃるのですけれど、彼女とオスカープロモーションという事務所で一緒だったのです。
黒木)赤井沙希さんと。
松陰寺)そのときにお食事をさせてもらって、「実はコンビ名を変えようかなと思ってるのです」と話をしたら、「じゃあ私が決めてあげる」と言うのです。
黒木)赤井沙希さんが。
松陰寺)そのお店の箸袋の裏に「ぺこぱ」ってひらがなで3文字書いてくれて、「もうきょうからこれで」と言われて。
黒木)どんな意味だったのでしょう?
松陰寺)その当時は僕もまったく意味を知らなかったのですけれど、あとで聞いたら韓国語で「お腹が空いた」という意味だと言われました。
シュウペイ)ちょうど韓国語を習っていたので、3文字の「ぺこぱ」っていう言葉があるよって。
黒木)「お腹が空いた」という意味なのですか。
松陰寺)そうなのです。
シュウペイ)逆に「笑いでお腹を満たしてあげよう」というようなことも後付けにしたら面白いのではないかなって。
黒木)素敵ですね。
松陰寺)「ハングリー精神を忘れずに行こう!」みたいな。全部、後付けなのですけれど。
黒木)でも名前があとからどんどんついてきますからね。有名になられて知名度がついて実力がついていかれるとね。
松陰寺)とんでもないです。
黒木)名前もどんどん大きくなりますしね。
松陰寺)はい、本当によかったと思っています。
ぺこぱ/ 漫才師
●シュウペイ:1987年・神奈川県出身。
●松陰寺太勇(しょういんじ・たいゆう):1983年・山口県出身。
■アルバイト先で知り合ったピン芸人の松陰寺と、元ギャル男のシュウペイが2008年にコンビ結成。
■ヒップホップ漫才やローラーシューズを履いたパフォーマンスなど、様々な芸風の編成を重ね、2019年元日の日テレ系「ぐるナイ・おもしろ荘」で優勝。
■着物と派手なメイクが特徴的な松陰寺が、着物をスーツに替えて臨んだ「M-1グランプリ2019」では初の決勝進出を果たし、3位に輝いた。
■この「M-1」で披露した「ノリツッコまないボケ」や「時を戻そう」といった印象的なフレーズが大きな話題を呼び、一躍・時の人に。
■それ以降は、数々の番組に出演し、幅広い世代から人気を集めている。
番組情報
毎朝、さまざまなジャンルのプロフェッショナルをお迎えして、朝の活力になるお話をうかがっていく「あさナビ」。ナビゲーター:黒木瞳