「王将」社長射殺事件 辛坊治郎が事情聴取を受けていた「容疑者とは言われませんでしたが……」

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キャスターの辛坊治郎が10月31日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演。中華料理チェーン「餃子の王将」を展開する王将フードサービスの社長だった大東隆行さん=当時(72)=が2013年、京都市山科区の本社前で射殺された事件をめぐり、京都府警山科署捜査本部から事情聴取を受けていたことを明かした。

王将フードサービスの大東隆行社長(当時)、創業の地でリニューアルオープンした「餃子の王将」四条大宮店であいさつ =京都市中京区 撮影日:2009年09月24日 写真提供:産経新聞社

2013年、王将フードサービスの社長だった大東隆行さんが射殺された事件で、京都府警などは29日、王将フードサービスと不適切な取引を指摘された企業グループの当時の経営者から任意で事情聴取した。

辛坊)この事件は2013年の発生以来、謎が謎を呼ぶ展開のようにいわれています。実は私、この事件に関して京都府警の刑事さん2人に任意の事情聴取を受けたことがあるんですよ。ある日突然、京都府警の刑事さん2人が「ちょっと話を聞かせてほしい」と私の元へいらっしゃったんですよね。

なぜかというと、私がこの事件に関し、テレビだったと記憶していますが解説めいたことを話したことがあるんです。それを聞いていた京都府警の刑事さんが、私の話した内容に警察が公表していない事実が含まれているというのが理由でした。もしかしたら事件のことを何か知っているかもしれないと思われたのでしょう。別に私のことを容疑者だとは一言も言われませんでしたが、詳しい事情を聞かせてほしいとのことでした。捜査が当時、それほど暗礁に乗り上げていたということですよね。

それにしても、謎だらけの事件です。今回逮捕された暴力団幹部が事件に関わっていたという見方はかなり初期の段階からありました。殺害現場近くでたばこの吸い殻が発見され、 DNA型鑑定が出ていたんですよ。なぜ、そんなはっきりとした証拠があるにもかかわらず、そのルートを洗っていかなかったのだろうと不思議です。

また、王将フードサービスの創業家と特定の企業グループとの不適切な取引が長年存在し、王将側から200億円超が流出していましたから、動機に関してもかなり見えていたはずなんです。殺害された大東さんのお姉さんは創業者の奥さんです。ですから、殺害された大東さんは創業者の義理の弟にあたります。一方、創業者が店舗数を増やしていくにあたり、さまざまな不動産関係者と付き合わなければならず、顔の利く人に話を通す必要性もあったのでしょう。その過程で、王将側から特定の企業グループに多額のお金が流れました。

そのお金の流れ方が非常に不思議な形でした。例え話ですが、王将側が20億円である土地を購入し、その企業グループに5億円で売るわけです。すると、王将側は15億円の損になります。どう考えても、おかしな取引ですよね。こうした取引が積もり積もって流出総額は200億円超に上っていました。そこで大東さんは自分の代になって、先代から続くこうした不透明な取引はやめようと考えたわけです。事件は、大東さんが舵を切った直後に起こりました。

逮捕された暴力団幹部は、おそらく誰かに雇われて殺人を請け負ったのだと思いますよ。ただ、ここでも不可解なことがあります。犯行に使われたのは25口径の拳銃で、4発の弾丸が発射されました。しかし、本気で人を殺そうとするときに、25口径の拳銃は普通使いません。弾丸の直径が約6ミリしかありませんからね。至近距離から頭を狙って撃てば殺害できますが、離れたところから体を狙って撃っても殺害は難しいでしょう。もしかすると、何か別の意図があったのかもしれません。

いずれにしても、容疑者がもっと早く逮捕されていてもおかしくない事件です。ここまで時間がかかったことに、何かものすごく深い闇のようなものを感じています。

番組情報

辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!

月~木曜日 15時30分~17時30分 

番組HP

辛坊治郎さんが政治・経済・文化・社会・芸能まで、きょう一日のニュースの中から独自の視点でズームし、いま一番気になる話題を忖度なく語るニュース解説番組です。
[アシスタント]増山さやかアナウンサー(月曜日~木曜日)、飯田浩司アナウンサー(木曜日のみ)

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