12月10日(土)、お笑いコンビ・サンドウィッチマンの伊達みきおと富澤たけしがパーソナリティを務めるラジオ番組「サンドウィッチマン ザ・ラジオショーサタデー」(ニッポン放送・毎週土曜13時~15時)が放送。東日本大震災直後にサンドの2人が開設した「東北魂義援金」で集めた義援金を活用し、被災地である宮城県気仙沼市に「トイレトレーラー」を寄贈したことを報告。避難所に訪れた際、被災者たちから「トイレでの不便さ」という声を多数受けたことで、今回の寄贈を決めたと言う。

「東北魂義援金」で、宮城県・気仙沼市にトイレトレーラーを寄贈したサンドウィッチマン・伊達みきお、富澤たけし
伊達:(被災地に)トイレをどうにか作れないかと思いまして。色々探したんですけど、トイレトレーラーというのがありまして。車のタイヤが付いていて、牽引すればどこにでも持っていける。
富澤:これはいいじゃないかと。
伊達:これを1台、東北魂義援金で作って寄贈しましょうと。12月6日に、宮城県の気仙沼市に1台目としてトイレトレーラーをね。
富澤:結構時間かかりましたけどね、作るの。
伊達:製造がアメリカでやっていて、なかなか届かなかったということで。
富澤:この情勢でね、ちょっと時間がかかってしまって。
伊達:そうなんです。で、気仙沼市の安波山という我々が避難した高台があるんですけど、(車体には)そこからの景色が全部ラッピングされていたりしてね。「東北魂」って書いていただいて。12月6日に寄贈してまいりました。
そんな報告の中で、実は富澤から思いもよらぬ“寄贈条件”なるものが出されていたことも打ち明けた。
富澤:まあその渡す条件として、僕が一番最初にトイレを使わせてもらうっていうことで。
伊達:なんなんその条件。
富澤:(用を足そうと)座ったら氷のように便座が冷たくて。出そうと思ってたものも引っ込みましたけども。
伊達:温かくなってなかったんだね。(笑)

サンドウィッチマン・富澤たけし、伊達みきお、ニッポン放送・箱崎みどりアナウンサー
寄贈したトイレトレーラーは洋式トイレの3室とバリアフリー対応の1室が設置。牽引車両移動可能なことから、有事の際には臨時トイレとして各所に出動するとのこと。幻の第1号となった富澤も、少しでも多くの方々に活用してほしいと切に願っていた。