キャスターの辛坊治郎が12月20日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演。アメリカ企業「ツイッター」のイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が自身の辞任の是非を問うために行ったツイッターの利用者投票で賛成が多数となったにもかかわらず、去就を示さないことについて、「誤算だったのではないか。辞任しなければ世間から総スカン、袋叩き状態になる」と指摘した。
アメリカ企業「ツイッター」のイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が自身の辞任の是非を問うツイッター投票は19日に締め切られ、辞任に賛成が過半数を占めた。
辛坊)イーロン・マスク氏はアメリカの電気自動車(EV)大手「テスラ」の創業者で、総額440億ドル(約6兆円)でツイッターを買収しました。マスク氏はどちらかというと右派と目されていて、左派の人たちから攻撃されています。
マスク氏による利用者投票をめぐっては、マスク氏がツイッターを乗っ取る前に停止されたトランプ前アメリカ大統領のツイッターアカウントを復活させるべきかを問うためにも使われました。このようにツイッターの重大案件を決める際には、マスク氏は投票に従ってきました。もっとも、マスク氏の思う通りに世の中が反応しています。そして、今回は自身の辞任の是非を問う投票です。
今回の結果は、投票者全体の58%近くがマスク氏の辞任に賛成しました。マスク氏は今回の投票を行うにあたり、「結果に従う」と表明していました。ところが、結果が出てから半日が経過しても、自らの去就について何も話していません。理由は、結果がマスク氏にとって誤算だったからだと思いますよ。仮に自分の進退に関わることだけ投票結果に従わず、辞任しないとなると、世間から総スカン、袋叩き状態になるでしょうね。
番組情報
辛坊治郎さんが政治・経済・文化・社会・芸能まで、きょう一日のニュースの中から独自の視点でズームし、いま一番気になる話題を忖度なく語るニュース解説番組です。
[アシスタント]増山さやかアナウンサー(月曜日~木曜日)、飯田浩司アナウンサー(木曜日のみ)